同じ金額でも…「どう使うか」を意識するだけでお金は増える
お金は「減る使い方」と「増える使い方」があることを知っていますか? ファイナンシャルプランナーが解説します。
今から30年程前、バブルの頃は、銀行にお金を預けておくだけで高い金利がついて、お金が増えていく時代でした。現代の日本は、金利が低く、ただお金を銀行に預けているだけでは増えません。
そのため、ただ貯金をするだけではなく、お金を増やすための「お金が増える使い方」をマスターする必要があります。お金が増える使い方は、主に2つ。
それは「運用商品の投資」と「自分への投資(自己投資)」です。
■運用商品の投資
運用商品の投資とは、いわゆる“資産運用”です。運用商品とは、銀行や証券会社で取り扱っている金融商品のこと。株や債券、投資信託など、価格が変動する金融商品の投資は増えるお金の使い方です。
もちろん、運用の成果は約束されていないので元本割れしてしまう可能性もありますが、投資をすることでお金が増えたり、経済の知識が身についたりするなどのメリットがあります。
投資信託なら、500円から始めることができるので少額から始めることもできます。
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■自己投資にお金を使う
自己投資といえば、美容にお金を使ったり、自分のためにお金を使うことを思い浮かべるかもしれません。ここでの“自己投資”は、使った金額と同じ金額が回収できる、またはそれ以上の金額になるお金の使い方をいいます。
たとえば、会社員の人が仕事に関係のある資格を取得しようと考えて、参考書を買ったり、資格スクールに通ったりして、資格を取得すれば、その結果、将来お給料が上がるかもしれません。ネイルの資格をとって、副業をして年収アップすればそれは自己投資です。
自分にとって自己投資はどんなものが思い浮かぶでしょうか。
例えば、500円をスイーツに使うのか、自己投資に使うのか、どのお金の使い方が自分の将来に役立ちそうかを判断基準した視点でお金の使い方を意識してみるものひとつの考え方ですね。
運用商品への投資と、自己投資。どちらから始めてもかまいません。自分に合った方法を考えてみてくださいね!
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(文/fumumu編集部・荒木 千秋)