古市憲寿、出生率が過去最低で日本の未来を心配 「すごく心配になる数字…」

5日、平均出生率の全国平均が1.20で、東京都は0.99と過去最低であることが明らかに。少子化の加速に懸念も。

古市憲寿

6日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、前日に発表された最新の出生率が、全国平均で過去最低となったことを報道。

全国平均では1.20で東京都は0.99となっており、社会学者の古市憲寿さんは「大問題ですよ」と日本の未来について持論を展開しました。



■国会では改正子育て支援法可決

東京都の平均出生率が1を割る中、国会では改正子育て支援法が可決され、止まらない少子化に歯止めをかけることができるのか注目が集まっています。

5日、国会で新たに可決・成立したのは、「こども誰でも通園制度」「育児休暇給付金の拡充」「支援金制度の創立」などを盛り込まれた改正子育て支援法。

異次元の少子化対策が一歩進んだと報じられる中で、現段階の少子化はより深刻な状況となっているもようです。



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■東京都で0.99と初めて「1」を下回る

2023年に生まれた赤ちゃんの人数は72万7,277人で、前の年より4万3,482人減。

1人の女性が一生の間に生む子供の数を示す合計特殊出生率は1.20となり、8年連続マイナスということが明らかに。都道府県別で最も低いのは東京都で0.99と初めて「1」を下回る結果に。沖縄県の1.60がもっとも高く、次いで宮崎県と長崎県が1.49となっています。

同番組によると、夫婦が理想の数の子供を持たない理由の1位は「子育てや教育にお金がかかりすぎるから」だそうで、半数以上の人がそう回答しています。



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■「安心して子供を産めない」社会か

少子化が進むことで労働力の低下や現役世代への負担増、いずれ街がなくなるなどの問題が懸念される昨今。

古市さんは「未だに結婚をしたいですかしたくないですか? と聞くと、独身者のだいたい8割9割はしたいという答える調査が多いんですね」と解説。

さらに「結婚した夫婦は『子供が何人ほしいですか?』と聞くと、2人とか3人と応える人がまだまだいるんですよ」とのべ、それでも「安心して子供を産めない」という気持ちの人が多いのではないかと考察しています。



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■古市「日本の先行きはどうなるんだ…」

古市さんは、この社会で子供を生むことに不安を感じる人が多いとして、「これ本当に大問題で、日本の一番の問題といってもいいと思うんですけど、合計出生率って一般的に2.07を切ると人口が減っていくと言われているんですね」と説明。

続けて「だから今は1.20なので半減なわけですよ。全国の都道府県どこを見ても2を超えているところはないわけですよね」「そう考えると、なかなか日本の先行きはどうなるんだろうとすごく心配になる数字ですね」と、懸念を示していました。

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(文/fumumu編集部・星子

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