アプリで同性の友達作りを試みるも… あるモノを強制的に飲まされた上に招待されたLINEグループがヤバかった

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人…こいでまほの婚活ダイアリー』。

マッチングアプリで出会い、8ヶ月近く本気で交際をした彼氏・えびおくん。すぐに忘れられないなか、マッチングアプリの使い方を変えてみました。「友達作り」で、使ってみることにしたのです。

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■はじめて、女性とマッチング

同性に会ってみよう。それこそ新しいマッチングアプリの使い方。マッチングアプリによっては、同性異性どっちもマッチングできるように設定ができるものもあるので、今までも女性からのリクエストはありました。

そういえばマッチングアプリDに、同世代の女性からリクエストが来ていることを思い出しました。このアプリは、えびおくんと出会ったアプリなので思い出が詰まっており、アンインストールはせずに残しておいたのです。まさかまた開くことになるとは…。

どうやら退会はしていない様子。綺麗な顔立ちで働き者な雰囲気の女性。よし、マッチングしてみよう…返信はあってもなくてもどっちでもいい。すると、数日後にメッセージが来ました。「随分前の申請なのにありがとうございます。笑顔が可愛いなって思ってリクエスト送らせてもらいました。一緒にランチしておしゃべりできたら嬉しいです♪」

女性から可愛いと言われるのは素直に嬉しい。これが男性の場合、いきなりの可愛いは警戒しか生まれない。

「あ、私は恋愛対象はストレートなのでご安心を笑」。彼女からそうメッセージもきました。このように友達作りをすることにとても新鮮さを感じました。今のマッチングアプリは性的指向も選べたり公表できるようになっています。新規の人とサクサク出会える時代。それが、深い仲になるかはまた別だけど。



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■女子会

約束したのはランチタイム。恵比寿にある天ぷらが美味しいお店が指定されていました。知らない女性と今から会う。ワクワクする。失恋してからデートが楽しくなくなっていた私には、気が楽でした。ですが、思っていたより緊張しました。というより、すごく気を遣ってしまいました。彼女は、悪い人ではないのですが、少し年上だったため敬語で話し、会話も楽しくしなきゃと男性のとき以上に心がけてしまいました。すると、彼女はこう言いました。

「マッチングアプリってさー、けっこうクソじゃない? ロクな男いないよね」。女性特有の悪口がはじまってしまいました。マッチングアプリは、ほぼロクなやつがいなかったという彼女。けっこうイヤな想いをしたのかもしれない。「結局、ヤリモクだった」「奢らないやつもいる」「マジでコミュ力ない、クソ」と、怒っていました。

気持ちはわかります。今まで私が会ってきたなかで、もう一度会いたいと思える人は15人に1人くらいですし、ヤバい人すぎて悲鳴をあげたくなるような出来事もあったから…。でも私は、マッチングアプリは好き。えびおくんにも会えたし感謝しています。出会いは財産だと、綺麗事ではなく本当に思っています。文句ばかりを言う彼女を見て、やっぱりうまくいかないのは自分自身に問題があるように感じました。私も、もしかしたら、そういうところがあるのかもしれないな、とも。



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■早く、飲んで!

明るい雰囲気にしたいと思い「でも、ネタになりませんか?」と、私がネタとして昇華したエピソードを連発しました。結果「え、ヤバいね、そんな人によく会うね」と小笑い。「ネタっていうけど、まさか芸人とか?」 私は、芸人であることは伝えていませんでした。このまま当たり障りなく終わろうと思っていましたが、まぁ、嘘ついてもなぁ、と思い芸人であることと、名前もフルネームで伝えました。

「へーそうなんだ」と特になんの反応もない彼女。そして会話も失速。お店のランチタイムはそろそろ終わりに近づいていたので、そろそろ解散。私は「ちょっとお手洗い…」と、トイレに行きました。トイレから戻ってくると、彼女の目がキラキラしていました。え、なにがあった? 「知ってる…! 知ってたの! あなたのこと!」 あ、そういうことか。彼女のスマホの画面には私の画像。「調べてくれたんですね、知っててくれてありがとうございます」彼女は、とても嬉しそうに私を見つめていました。認識してくれてたのは嬉しいですが、そんなに喜ぶものなのかな。芸人って知った途端にテンションが上がって対応も少し良くなっている、なんかなぁ…。

ずっと見てくる彼女の目を見れなくなり、チラッと下を見ると、私のトレーのうえになにかが置かれていました。これ、なに? と聞くと、さらにキラキラを増した目で「サプリだよ、めちゃくちゃいいやつだから、健康になるの」。

そして「早く飲んで! 天ぷら、油っぽいから、胃がやられる前に! このサプリ病気にならないんだよ、早く!」 え、強制?! こわいよ、マジでわけわからないサプリ飲まなきゃいけないの? 「私、胃強いから…」と拒否しようとすると、彼女は「私、そういう仕事してるの、ちゃんと資格持ってるから安心して♪ 今後、糖尿病に効くサプリも販売するから♪」と、どんどん圧をかけてくるので、私はサプリを飲むしか道がありませんでした。彼女は嬉しそうに私を見つめていました。

今までにないタイプの恐怖体験、まさか女性相手に経験するなんて思ってもみませんでした。



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■サプリでハッピー

帰り道。彼女はまだ、まほちゃんに会えて嬉しいと言っていました。「私ね、チョコプラが大好きなの♡」会わせてくれみたいな言い回し。まったく心地よくない。彼女が言うには、もともと体が丈夫ではないみたいで、こういったサプリの活動や仕事をしているとのこと。大変だな、良くなるといいな、と思います。ですがこれからお友達になるのは、また別というか…そして、もう帰りたい…。

「LINE教えて♪」来てしまった、この時間。すごく断りづらい雰囲気だし、断ったら怒りそう…。家に着きドッと疲れがきました。とても気を遣ったし、男性のとき以上に期待をしていたことにも気づきました。数日後、彼女からLINEが来ていました。「グループLINE作ったからよかったら入って♪ みんな喜ぶから♪」 勝手にグループLINEに招待されていました。その名は…【「サプリでハッピーになろうの会】

ただでさえグループLINEが苦手なのに、知らない人の所なんかに入るわけがない。あのサプリなんだったのかいまだわかっていないし…とにかく、丁重にお断りしました。この経験から、また対象を男性に戻しました。年下で上手くいかなかったから、年上を狙うことにしました。お金は持っているおじさんたち、そのなかには、すごい世界の人も! 私と釣り合わないと思ってしまう劣等感。…続く!


◆こいでまほ

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ