日常会話で何の気なしに使っていても、漢字になると読み方に自信がなくなってしまう言葉も多いのではないでしょうか。あなたは「抓る」を正しく読めますか?
■「抓る」って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「抓る」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「つめる」と読むと答えた人が全体で17.2%という結果に。「爪」という漢字が入っているため、勘違いしてしまった人も多いのではないでしょうか。
また「つる」と読むと思うと回答した人は、6.3%でした。
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■正しくは「つねる」
なお、「抓る」の正しい読みかたは「つねる」。
編集部の調査では全体で76.3%の人が正しい読みかたを回答していました。
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■「抓る」の意味は…
「抓る」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、以下のように記載されています。
つめや指先で皮膚を強くはさんでひねる。つめる。
例:手を抓る
「つめる」の読みが転じて、「つねる」となったと言われています。
また、「抓」は、音読みで「ソウ」、訓読みで「つま(む)」「 つね(る)」「つ(む)」「 か(く)」と読み、意味は以下の通りです。
①つまむ
②つねる
③かく。つめでひっかく
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■「爪」が使われているさまざまな漢字
手偏に「爪」で構成される「抓」ですが、「爪」は漢字の構成部位のひとつとして多く採用されており、爪や手でつかむことに関する字が主に属しています。
漢字の上部に位置するときは「つめがしら」「つめかんむり」と呼び、「爵」などの漢字が該当。また、漢字の左から右下にかけて囲む部分である「にょう」の場合は「爪にょう(そうにょう)」と呼び、「爬」などの漢字が当てはまります。
「爪」が使われている漢字は多数ありますが、「抓」はなかでも使用頻度が高いのではないでしょうか。間違えてしまった人は、これを機にぜひ覚えておきましょう!
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)