もしかしてやっちゃってる? 約3割が知らなかった「五月人形」の“NG行為”
5月5日の端午の節句に合わせて飾られる五月人形。様々なマナーがあるようで…。
男児の誕生を祝い、健やかな成長を祈る「五月人形」。5月5日の端午の節句に合わせて飾られますが、様々なマナーがあるのをご存知ですか?
■五月人形を引き継ぐのはタブー
1711年創業の江戸で最古の人形の老舗・吉徳によると、鎧兜を身にまとった五月人形には、子供の身代わりとなって災厄を受ける役割があると考えられているため、たとえ父親であってもほかの人が使ったものを譲り受けるのはタブーとのこと。
お下がりを使用すると厄を引き継ぐことになるそうで、子供1人につき1つ以上の五月人形を用意しなければならず、これは次男・三男が生まれた場合も同様なのだとか。スペースが確保できない場合は、小さなものでもいいので子供1人につき1つの人形を飾るのがよいといいます。
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■約3割「五月人形は代々引き継ぐものだと思う」
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女573名を対象に「五月人形」に関する意識調査を行なったところ、全体で26.3%の人が、「五月人形は代々引き継ぐものだと思う」と回答。
その回答の割合を男女別に見ると、女性が24.4%に対して、男性が28.3%と、女性に比べて男性の該当率がやや高い結果に。約3割の人が間違って認識していることが分かりました。
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■飾りっぱなしでも問題ないけど…
また、五月人形は春分の日(3月20日)から、4月中旬あたりに飾り始めるのがよいとされています。
一方で片付けるタイミングは、家の守り神として年中飾っている家庭もあるため、必ず片付ける必要はないのだとか。そうは言っても季節の行事で使うものということを考えると、5月中旬頃までにはしまったほうがよいそうで、梅雨の時期に入ってしまうと片付ける際に湿気が入り込んでしまうため、天気のよい日を選んでできるだけ早く片付けるのがいいとのこと。
「わが子を守ってくれるように」という願いが込められている五月人形。飾る意味やマナーを知ったうえでお祝いしたいですね。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)