アプリで出来た彼と結婚目前? 「この部屋どう思う?」と見せられた物件に怒り爆発 そして別れ

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■愛が終わる瞬間

え? 部屋の図を見て固まりました。「どうかなここ、やっぱうち狭くて、ここなら少し広くなるのに家賃安い」。いや、そうじゃなくて。「今、住んでるところよりは会社遠くなるけど」そうじゃない、そこじゃない。私は、やっと声が出ました。

「これ、一人暮らしじゃん」。彼が見せてきたのは完全に一人暮らしの部屋でした。今は激狭いすべてが引き締めあっている5畳に対して、6畳。これも1人しか住めないじゃん。なんで? どういう展開? 私は、一気に力が抜けていくのを感じました。もう、やだ。

「なんだ…ガッカリした」そう呟きました。あまりにも期待をしすぎてしまっていましたし、あまりにも今まで彼に注ぎ込みすぎました。「一緒に住むっていう話は?」と聞く私に、「それは、今は…」とえびおくん。

今はって、じゃあ、いつ? 「年末までに結婚は? 最初からそう言ってたよね?」と問い詰めると、「だから、それは、まだ解決していない部分があるから」。またそれか、もうさすがにいい。半年、ずっと、同じことを言われてきた。

「じゃあ、それができないなら、別れるということで」。このセリフ、私が言った? 私が言ったのですが、もう1人の私が、ちょっと待って、私、本気で言ってるの? と焦っていました。「元々、そういう約束だったじゃん、もう今日できないならお別れだと思ってたから、そのつもりで来たから」。どうしてこんなことを言ってしまったのか。だってプロポーズされたかったんでしょ? まだ大好きでしょ? なのに…。


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■「俺も納得していなかったし」

もう、手遅れでした。そうだ、こういうのを言っても引き止めないのがえびおくんでした。真顔になり少し頬が赤くなって、そしてこう言われました。「わかった、俺も納得していなかったし、ずっと」。ずっと? ずっと、やっぱり別れたかったんだ。

お互いしばらく黙っていました。私は、カップルの愛が終わっていくのを感じました。明らかに今までとは違いました。無言に耐えられなくなったのか、気を遣ったのか、えびおくんが「とりあえず、ご飯食べる? 俺は具合悪いから手伝えないけど、なにか作ってほしい」と言ってきました。

その瞬間。私は、大爆発してしまいました。そして、発狂しました。「私、家政婦じゃない!!!!」。今まで、ずっと家事をがんばってきた、エビデンスとれた美味しい料理、あなたの部屋の動線を守り、UNIQLO店員のように洗濯物を畳む。その感謝は? その見返りは? 大爆発してからの私たちはもうめちゃくちゃでした。嘘つき! と、大騒ぎ、大泣き。

なのに、そこから丸1日一緒にいて、映画も見たりする私たち。こういうところ、良くないのでは? やっぱりまだ私のこと好きだよね? ただの嫌いじゃないってやつ? でも、本当にお別れしました。ここから、私は、どう動くのか。続く!


■小出真保
小出真保:太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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