正解者は1割強 世界で初めて自動販売機が設置されたのは「あの国」だった
目新しい自動販売機を見かける一方で、いつの間にか姿を消していくものも…。
いまや当たり前のように街中で見かける自動販売機ですが、その歴史は紀元前にまで遡るようです。
■世界初の自動販売機とは
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で14.4%の人が「世界初の自動販売機がどの国のものか知っている」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は17.0%、女性は11.5%という結果に。
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■古代エジプトの聖水販売機
自動販売機の歴史は古代エジプトまで遡ります。寺院に設置された自動販売機で売られていたのは聖水で、硬貨を投入するとその重みで栓が開き蛇口から水が流れ出てくる仕組みになっていたそう。
この自動販売機の構造はギリシア人工学者・アレクサンドリアのヘロンが記した『気体装置(Pneumatika)』に記載されているのですが、彼が発明者であるかは不明。
いずれにしても、紀元前215年頃、日本では弥生時代だったその頃にエジプトでは自動販売機が作られていたというのは驚きです。
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■現存する最古の自販機はタバコ販売機
また、現存する最古の自動販売機は、1615年にイギリスで作られたタバコの自動販売機なのだそう。硬化を投入すると蓋が開いて商品を取り出せる仕組みになっているのですが、開いた蓋は手動で閉じなければならず、あまり実用的ではなかったようです。
日本に現存する最古の自動販売機とされているのは、下関の職人・俵谷高七が1904年に発明した「自働郵便切手葉書売下機」。それ以前に別の人物により特許がなされたものもあったようですが、日本最初の自動販売機発明者としては俵谷の名が知られているといいます。
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■姿を消しつつあるレアな自販機も
その後日本では、1924年に作られた袋入菓子の自販機や1926年に稼働し始めた駅の入場券の自動券売機などを経て、様々な種類の実用的な自動販売機が登場することとなりました。
その一方で、いつの間にかあまり見かけなくなってしまったものも。お酒やタバコを販売する自販機は未成年者による飲酒の原因になったり、タバコの値上げや喫煙者が減少したりといった理由によりその数を大きく減らしているようです。また、ビン飲料や大容量ペットボトルの自販機などもその姿を見かけなくなったように感じます。
生花やご当地グルメ、生搾りジュースなどなど、意外な商品を取り扱う自販機とともに、いつの間にか姿を消しつつあるレアな自販機を街角で探してみるのも面白いのではないでしょうか。
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)