もうこれ以上は我慢の限界…。人前で怒ってはいけないと思いつつ、抑えられない感情が爆発してしまったという経験がある人は意外と多いようです。
■約5割、職場や学校でキレてしまい…
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で47.9%の人が「職場や学校でキレて怒りを露わにしたことがある」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は54.8%、女性は40.8%という結果に。
■雑務を押し付ける上司に我慢の限界
編集部が話しを聞いた30代の女性は、職場の上司にキレてしまったことがあるそう。「いつも雑用のような仕事を私に押し付けるように振ってくるので、我慢の限界がきてしまって『私は雑用係じゃないんですけど!』とすごい剣幕で突き返したことがあります」と回顧。
皆にキレたところを見られてしまい恥ずかしかったけれど、それ以降はあまりおかしな仕事を頼まれることがなくなり快適に仕事ができるようになったそうで、結果的にはあれでよかったのかなと思っていると話してくれました。
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■やる気のない後輩に「自分で考えろ」
やる気のない後輩にキレたことがあるという40代の男性は、「自分がまだ20代の頃、面倒を見ていた後輩がいつまで経っても自立しようとせず、なんでも僕にやってもらおうとするので『自分で考えろ』とキレたことがあります」と苦笑い。
驚いた後輩は別の先輩に相談したそうですが、その先輩からもお前がもっとちゃんとしないからだと諭されて、後に謝罪されたそう。「それからは少しずつ自分でなんとかできるようになり、いまでは部下もいる頼もしい存在になっています」と語ってくれました。
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■怒りの原因を冷静に整理してみて
怒りを爆発させてしまった背景には、そこに至るまでに相当な我慢があったはず。
まずは、頑張ってきた自分を褒めてあげてもいいのではないかなと思います。そのうえで、怒りの元となった原因を冷静に整理し、言葉が過ぎてしまったのであれば謝罪をしたほうが良いケースもあるかもしれません。
また、今後さらに同じことが起こらないように自分自身のなかで明確な判断基準をもってブレない対応を心掛けていく必要もあるのではないでしょうか。我慢し続けて心がつらくなるのは避けたいもの。キレるというのはそんな心のSOSなのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)