「みんな違ってみんなかわいい」 SNSで話題“吉徳のぬいぐるみ”の魅力とは…

SNSでバズっている吉徳のぬいぐるみ。広報&デザイン担当者に話を聞いたら、愛がすごすぎた…。

吉徳 ぬいぐるみ

最近、SNSでよく見かけるようになった「吉徳のぬいぐるみ」。吉徳といえば雛人形や五月人形の印象が強いですが…じつは今、社員さんですら「今まで経験したことがない」レベルで人気が爆発しているんです。

吉徳の広報&デザイン担当者にお話を聞いたところ、ぬいぐるみたち、そしてぬいぐるみを愛する人たちへの想いが溢れていました。


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■SNSの影響でレジがパンク寸前に

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雛人形や五月人形で知られる吉徳。「顔がいのちの吉徳〜」というCMを見たことがある人も多いのではないでしょうか。そんな吉徳で今話題になっているのが、ふわっふわのぬいぐるみたち。

2月中旬に一般ユーザーの投稿がバズると、広報担当者ですら「ここ13〜14年で見たことがない」レベルの人がぬいぐるみを求めて来店。小さい子から若い女性、そしておじさままで老若男女問わず買いに来たため、レジがパンクするほどだったそう。


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■「実家に帰省」する人も増加?

「吉徳ってぬいぐるみもやってるの!?」と思いきや、じつはぬいぐるみの販売を始めたのは1956年。

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80年代には、うさぎのキャンディちゃんやねこのクリーミーちゃんが大人気に。「この子、持ってた!」「…なんか、このぬいぐるみ見覚えあるぞ!?」と昔の記憶が蘇ってきた人もいるはず。

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ちなみにこれらのぬいぐるみたちは、「レトロぬいぐるみこれくしょん」として復刻中。小さい頃に買ってもらった子を連れて、新しい子をお迎えするべく吉徳・浅草橋本店を訪れることを「実家に帰省する」と呼ぶ人も増えているんだとか。


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■こだわりと愛の結晶たち

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ぬいぐるみデザインのかたにイチオシを聞いたところ「ロップイヤーです!」と即答。

自身が担当したそうで「立ち耳のうさぎとロップイヤーのうさぎって、骨格から違うんです。鼻先が潰れてて下膨れ。なので、ただ立ち耳を垂れ耳にするのではなく、1から型紙を起こしてもらいました。よりむっちりもっちりしていて”うさけつ”も全然違うんです!!」と熱く熱く語り始めます。むっちむちのうさけつ、確かにけしからん。

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もう1人の方は「…全部に思い入れがありすぎて、1つなんて決められない」。発売開始後、何年か経って爆発的に人気が出た商品も多くあるといい、「生き残ってるだけでもすごい」としみじみ。

関わっている人全員がぬいぐるみを愛しているからこそ、これだけ愛される商品が生まれているのかも。


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■かわいくて面白い子も

吉徳 ぬいぐるみ

普通のぬいぐるみだけでなく、手の先がボタンとゴムになっていて好きなところにつけられる「くっつきたい!」シリーズや、


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新鮮さも伝わってくる!? 「おやさいぬいぐるみ」シリーズなど、くすっと笑えるようなアイテムもたくさん。

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見ているだけで笑顔に、触れると幸せな気持ちになれちゃう吉徳のぬいぐるみたち。店舗にお邪魔している間も、真剣かつ楽しそうに「自分だけの子」を探すお客さんが何人も来店していました。

癒されたい…と思っている人は、お気に入りの一匹をお迎えしてみてはいかがでしょうか。


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■執筆者プロフィール

たつきあつこ:『fumumu』編集部取材担当

芸能事務所のマネージャー、メーカーPRを経験し、現在は『Sirabee』『fumumu』にて年間約150件の記者会見を取材。100均やプチプラをこよなく愛し、週3ペースで店舗を巡る100均研究家としても活動中。

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(取材・文/fumumu編集部・たつきあつこ

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