カズレーザー、流氷の上に乗る危険行為に警鐘 「安全だからじゃなくて…」

北海道・オホーツク海で観光客が流氷の上に乗る危険行為を繰り返しており、市は「落下してから15分もあれば致命傷」と注意喚起。

カズレーザー

16日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、北海道・オホーツク海で「流氷の上に乗る」危険行為が相次いでいることを報道。

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんは、「海に落ちると助からない」と言われる行為を気軽に試す人々に苦言を呈しています。



■「海に落ちると助かりません」と明言

暖かい日が続いている北海道で「安易に流氷に乗る」危険行為が相次いでおり、網走市や海上保安庁が警鐘を鳴らしています。

同番組が現地で取材をしている最中にも、観光客が記念撮影をしながら流氷に乗る人の姿が見受けられ、VTRにも写り込む事態に。

地元の網走市では「本当におやめください、海に落ちると助かりません」と警告を発しているものの、乗ってしまう人は後を絶たないようです。



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■15分もあれば致命傷になる水温

現地の水温は-0.1℃とかなり冷たくなっており、網走海上保安署は「もし海中転落した場合なですけれども、今の海水温だと落下してから15分もあれば致命傷なんですね」と説明。

さらにヘリコプターで吊り上げることが救助の基本となるとのことですが、「1時間くらい要しますのでそうするとかなり厳しいのかなと思います」という現状も。

壮大な流氷を間近で見られということもあり網走市には今も国内外から観光客が集まっており、日本語にみならず英語、中国語での看板を設置して注意喚起しています。



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■カズレーザー「安全だからなじゃなくて…」

VTRを見たカズさんは、「水難学者の方が記事に書いていたんですけど、流氷に乗ったりして起こる死亡事故みたいなのって、ほとんど起きていないらしいんですよ。でもそれは、安全だからじゃなくてめちゃめちゃ注意喚起を徹底しているからなんです」と解説。

続けて、「そこで『事故が起きていないからじゃあ大丈夫なのか』という誤解が進んでしまう。なにも事故が起きていないのは、めちゃめちゃみんなががんばっているからなんだ、現地の人たちが注意喚起しているからなんだっていうのを伝えないとダメなんじゃないですかね」と、提言しています。



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■過去には大学生が流されたことも

昨今では温暖化の影響で流氷自体が薄くなっており、崩れる可能性も増しているそう。過去には、旅行中の大学生が流氷ごと沖に流される事件も起こっており、その時は幸い風向きで岸に戻れましたが最悪のケースも考えられたそう。

市の担当者は同番組の取材に対し、「安全な装備をして訓練もしれいるガイドさんのツアーでお楽しみいただきたいと思います」と呼びかけています。

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(文/fumumu編集部・星子

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