『春になったら』4話 謝罪への返事が「温かすぎ」と話題
謝れなかったことに苦しみ続けていた親友にかけた言葉にジーンとなったと言う声多数。
5日放送のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)の4話「親友と48年ぶりに再会!学生時代の償い」。
父がいつか謝りたいと思っていた人との再会を描いた今回。過去を巡ってやっと果たせた謝罪の言葉に対する”返事”が素敵だと話題です(ネタバレを含みます)。
■父が謝りたかった相手
余命3ヶ月の父・雅彦(木梨憲武)の残り少ない時間を何よりも尊重したいと考えた娘・瞳(奈緒)は、雅彦の”死ぬまでにやりたいことリスト”をできるだけ叶えたいと思うように。
そこで、まずはリストの中の”神にあやまる”という項目に目をつけます。神というのは、雅彦の中学時代からの親友の名前。というのも、じつは雅彦は中学時代、神が好きだった女の子・くみちゃんへの告白の代役を頼まれた際、反対にくみちゃんから告白され、神に黙って付き合っていたことがあったのでした。そのことに罪悪感を持ち続けていた雅彦は、あの時からずっと神に謝りたくて胸を痛めていたのだと言います。
そこで瞳はネットで雅彦の親友・神(中井貴一)を探し出し、雅彦は神が営むカフェを訪ねて行きます。雅彦が当時のことを謝ると、神はなぜか浮かない表情に。「謝らなきゃならないのは僕の方だよ」、続けて「まいたのこと…」とつぶやいたのを最後に、神は話をやめてしまったのでした。
関連記事:『感謝祭』に北川景子ら豪華キャストが集結! SNSで話題の企画も実施
■「まいた」探しの旅
神の言葉の意味がわからず悩んでいた雅彦に、瞳は久しぶりに母校に行ってみることを提案します。2人で懐かしい校舎や風景を回りますが、突然雅彦は今はなきパン屋「まいたパン」の跡地で、何かを思い出した様子を見せたのです。しかし、それきり思い詰めた表情で何も言わなくなってしまい…。
心配になった瞳は神のカフェに行き、すべての真相を知ります。高校時代、まいたパンの裏で喫煙しようとした神の代わりに雅彦が停学になったこと、最後まで神は自分が犯人であることを名乗り出られなかったこと、停学のせいで雅彦が志望校の推薦を受けられなかったこと…。
思いもよらなかった2人の過去に驚いた瞳ですが、雅彦と神が話せる場所を用意することにしました。
関連記事:田中みな実、成田凌のセリフの覚えかたに感嘆 「特殊能力だよね」「天才なの?」
■謝罪に返した雅彦の言葉
再び訪れた母校で雅彦と対面した神は、48年前の自分の過ちと親友への裏切りを初めて謝ることができました。そして最後に「許してくれ」と頭を下げました。
そんな神に雅彦は、「許すも何も…」と言おうとしますが、少し迷って「許す! 許してやるよ!」と笑いかけたのです。
この雅彦の返事のシーンを観た視聴者からは感極まったこんな声が。「許す側の人間がこんなにあたたかくて泣いちゃう」「お互いされた事よりも、してしまった事に後悔してしまう神くんと雅彦は、きっと友だちとしてとても大切に思っていたんだろうな」「神くんの心を軽くするために『許す』って言えるお父さん そりゃ親友だわ」「許す許さないの話じゃなくて神くんとの関係性さえ元に戻れたらいいって考えてるお父さん少年の頃から変わらない温かさすぎてもう春になったかと思いました」など、友情の素晴らしさをあらためて感じた人が多かったようです。
雅彦の人生がいかに幸せなものであるか、そして雅彦という人が愛される理由がよくわかった回となりました。
次週5話は、2/12(月)22時〜放送です!
・合わせて読みたい→田中みな実、成田凌のセリフの覚えかたに感嘆 「特殊能力だよね」「天才なの?」
(文/fumumu編集部・福野 エリカ)