「後日振り込む」「おろしてくるから待ってて」 本当にあったパパ活詐欺4つ
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。
「春はカモ探しの季節」と都内在住のスカウトマンが豪語するように、東京に引っ越してきたばかりの大学生や社会人が声をかけられやすいのが、風俗やAV、パパ活のスカウト。油断していると、あっという間に騙されてしまうので気をつけたいところですが、新生活も少し落ち着いた5月、「パパ活で詐欺に遭った」と話す女性複数名の話を聞くことができました。
一体、どんな詐欺に遭ったというのでしょうか？
■「銀行でおろしてくるから待ってて」
「周りの女の子達みんな垢抜けてて、自分だけダサくて恥ずかしかったんです」とパパ活をはじめた理由を話すのは、この春九州から東京の大学に進学してきたたばかりのAちゃん。大学近くの学生寮に入り、仲良くなった女の子の部屋に遊びに行ったらカルチャーショックを受けたと言います。
「部屋にはデパコスとかブランドバッグとか沢山あって、服もクローゼットにぎゅうぎゅうに詰まっててものすごくキラキラしてたんです。百均のアイテムでいかにオシャレに見せるかに苦心してる自分とは住む世界が違うなって思ったけど、東京の女子大生はこうじゃなきゃいけないのかなって焦りました」。
親が送ってくれる仕送りはあるもののギリギリの額。Xで裏垢作ってパパを募集してみたところ40件ほどのダイレクトメールが届き、その中の3人と会ったそうです。「1回4万円で会えてたんですけど、最後に会った人に、ホテル行った後『お金おろしてくるの忘れたから、ちょとそこのコンビニまで一緒にきて』って言われたんです」。
コンビニの外で待つように言われ、お金をおろしてくる男性を待っていたましたが、3分待っても5分待っても出てこない…。騙されたと気付いた時には既に遅し。「LINEもXもブロックされてて、連絡も取れないし、泣き寝入りです…」とうなだれるのでした。
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■「後日振り込む」
この春から東京の専門学校に進学したBちゃんは北関東出身の19歳。「うちは、学費は全部出してくれるけど家賃は自分で払うように言われて東京出てきたから、最初からパパ活で家賃を払うつもりだった」と言います。
高校を卒業してから1年間地元のケーキ屋さんでバイトして、ずっと夢だったパティシエになる為上京してきたBちゃんは、地元にいた時からパパ活をしていたそうで、東京でもマッチングアプリやXを駆使して条件の良いパパから順に会っていきました。
「ある時1回5万円っていうパパがいて、喜んで会ったらホテルで『今手持ちがないから後日振り込む』と言われて。後日なら7万円払うからって私の振込先口座を聞かれて、その日はそのまま別れたんです」。
ところが、いつまで待っても7万円は振り込まれることはなく…。「相手と連絡取れないし、詐欺だって警察に相談するわけにもいかないし、どうしようもないですよね…」と後悔の日々だと言います。
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■「もっといいパパ紹介してあげる」
コロナ禍で出勤調整になり、勤めていたキャバクラでは思うように稼げなくなった時に交際クラブでのパパ活を始めたCちゃん。月4回会って30万円という太パパができ喜んでいたところ「もっと良いパパ紹介してあげる」と、個人的にパパを紹介してもらいました。
月4回会って40万円という話だったのに、3回ホテルに行ってもお小遣いをくれる様子がないので確認すると「向こうが払ってると思った」と言われ、元々のパパに聞いても「そんな話聞いてない。向こうが払うはず」の一点張り。
結局、どちらのパパも「向こうが払うはず」と言い張り、そのうち連絡が取れなくなってしまったそうです。
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■「海外リゾートバイトがあるよ！」
新宿のコンセプトカフェで働くDちゃんは、アイドル系のルックスで小柄な女の子。「店行くのに歌舞伎町歩いてたら1回10万でどうだって声かけてくるホストみたいな男がいて。うざいから無視してたら、海外リゾートでパパ活して月400万円の仕事があるとか言い出したんですよ」
香港やマカオ、ドバイで高級ホテルに泊まりながら空いている時間は観光もエステも買い物も自由に過ごして良いと説明されたそうですが「そんなの、事前に渡航費請求されてトンズラされたり、行ってもそんなに稼げなかったり労働環境最悪でも逃げられないとか詐欺に決まってるじゃないですか」と怒り心頭。
「私の友達がそれでドバイ行ったけど、変態ばっかり1日20人とか相手させられてボロボロになってましたよ。無事帰国できただけでも良かったと思わなきゃやってられないレベル。ほんとスカウトの言うことなんて素直に信じない方がいい」とDちゃんが言うように、世間知らずの女性をあの手この手で騙そうとする悪い大人がいるのは事実です。
スカウト以外にも、甘い言葉でパパ活を持ちかけてくる男性には警戒してくださいね。
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（文／fumumu編集部・coco）