アプ活で出来た彼氏に「別れたい」と言われ… スッピン・パジャマで追いかけ、地下鉄まで乗り込む

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

やっと会えたデートの日なのに、お互い機嫌が悪く、悪い空気。今までの鬱憤がたまっていたのでしょうか。遅れてきたうえに部屋の注意をしてくる彼に私はストレス爆発、怒りを紙に書いて投げつけてしまいました…。

すると、やっぱり思っていたとおりの展開になってしまうのです…。

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■朝が来るのが怖い

えびおくんは、怒りを書き殴った紙を読み「…いろいろ注意してごめんね」とだけ言って、また眠ろうとしました。なんだ。言い返してくるかと思ったら、気が弱そうに謝っただけでした。そのまま黙っているえびおくん。時間はもう深夜3時くらいでした。とりあえず、私も一旦寝よう。怒りすぎてアドレナリンが出まくって眠くないけれど。よく考えれば、えびおくんは睡眠時間が少ないなかで今日会いに来てくれたんだよなぁ、いっぽう毎日たっぷり寝ている私。さすがに…かわいそうだったか…。

朝起きるのが怖くなってきました。だって起きたら、きっと話し合いだ。しかも、良くない方向にいく話し合いになるんだろう。

深夜に寝たために2人とも朝は起きられず、時計を見たら昼でした。そして、空気が…悪化してる。朝起きたら仲直りしてるだろうと思ったことは、浅はかすぎました。今回はそうはいかなそう。えびおくんは起きると、黙ってシャワーを浴びに行きました。なんとか仲直りできないだろうか、そう思いましたが…気分が悪い。

自分の機嫌が直っていないのです。私は、だいたい寝れば忘れてしまうし、特に彼氏との喧嘩こそ次の日には、やっぱり好き♡となるはずなのですが…あれ? 私、まだ怒ってる? えびおくんはシャワーから出てきて着替え、真面目な顔でベッドに座りました。今から真剣に話し合おうというオーラがすごい。そして、ため息混じりに話し出しました。


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■予想通りのセリフ

「昨日、なんだったの?」とえびおくん。すごく頭にきてたのに、どう説明したらいいのか、うまく言葉が出てきません。「あんなふうに紙投げつけられるの怖い」…たしかに。昨日の私はヒステリーの塊、ヤバかったなとは思います。どう話し合ったらいいんだろう、全然わからない。すると、えびおくんはこう言いました。「今日ももうこんな時間だ」「また、ダラダラしてしまった」。

これだ。私がまだスッキリしない理由。えびおくんのいつも時間がないことを私のせいにするような言い方、すぐ焦り出す癖、強迫観念のように見える成長、成長と言うところ。

「私のせいなの?」私は言いました。時間がないことを私のせいにしないで、と。「でも実際に昨日は寝るのが遅くなってしまってこうなってる」と、えびおくん。なんだろう、これ以上話したらなんかヤバい気がする。なのに、止まりませんでした。

「あと、いつも私のこと放っておくから不安になる!」。こんなこと言いたいわけじゃないのに、なんなんだ、このセリフは。するとすぐ、えびおくんは「放っておいたつもりは全くないけど」と、真剣な顔で言いました。たしかに、えびおくんはめちゃくちゃ遅いけれど必ずLINE返信や電話は出てくれたし、折り返しもあったし、会う時間も作ってくれて他の女性の影はないし、そんなことでは不安になったことないのに。

「もう、細かいことばかり言うからやだ、疲れる」。そう、1番のストレスは、生活するうえで彼が細かくていつも窮屈だったこと。すると、ついに、きてしまいました。あの恐れていた予想通りのセリフが。「だからやっぱり、別れたほうがいいんじゃない?」

はじまった。すぐ言う、別れるって言葉。聞いたの2回目? 3回目? それだけはいやなのに。「…というか」と、えびおくんは続けて言いました。「別れたい」。

ドキッ。心臓がバクバクしてきました。別れたほうがいいじゃない? という提案から、別れたいという願望に変わった。嘘…どうしよう! いやだ! さらに絶望的な言葉まで発しました。


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■「鍵も返して」

心臓のバクバクが止まりません。これは、現実? 絶対に返したくない。これがあるから付き合ってるなっていつも確信できたし、持っていることが本当に嬉しかった合い鍵。やだ、渡さない。「やだ、別れるのはやだ」。子供みたいに駄々をこね始めました。

「これ、あれでしょ? よくあるカップルのしょうもない喧嘩で、本当は思ってもないことを言っちゃったみたいなことでしょ?」。でも、えびおくんの顔は真剣でした。そうだ、この人そんなことできない人だ、嘘がつけない真っ直ぐすぎる人。これは完全にマジで言っている。「とにかく、帰る」さっさと私の部屋を出ていくえびおくん。

とにかくこの状況を阻止しなくては。それには、熱く、追いかける! 人の気持ちを変えるには、情熱的になる! それしか思いつかない私は、彼を追いかけました。スッピン、ほぼパジャマで。周りからどう見られようと関係ない。絶対に、別れない。なにがなんでも。ものすごい気迫で彼が乗る地下鉄に一緒に乗り込みました。

えびおくんは何も言ってきません。ずっと私のほうを見ずに真っ直ぐ前を見ています。「ちゃんと話し合おう」と私が言うと「…ほんと今日も仕事があるから」。日曜日なのに? また仕事? またイラッとしますが、今は別れを阻止しなければ。よし、ニコニコしてみよう。笑顔を見たら気分が変わるかも。「仕事終わるまで待ってるね」と言ってみると、ギロッと睨みつけられました。

さらに「待ってられたことなんてないじゃん、いつも邪魔ばっかり」と。まぁ…たしかに、えびおくんの家にいるときは、ダラダラしてお仕事中のえびおくんに話しかけたり近づいたり、あまり気遣ってはいなかった、でも、あの部屋せまいんだもん、家事すっごくがんばってたのに。認めてくれない。また怒りが湧いてくる私。もう情緒がめちゃくちゃです。

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