『春になったら』2話 父のわがままの真相に涙腺崩壊 「大きな愛を感じる」

視聴者を涙の渦に巻き込んだ父の思いとは。ハンカチなしでは観られないと話題のドラマ2話。

春になったら
(画像は『春になったら公式HP』より)

22日放送のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)の2話「娘と伊豆へ!父の死ぬまでにやりたいことリスト」。

ただのわがままだと思っていた、雅彦が治療をしない本当の理由が明らかに…。やりきれないけれど、優しいその真意に号泣してしまったという視聴者で、SNSのコメント欄がいっぱいになりました(ネタバレを含みます)。


■父に治療を受けさせるための秘策

あと3ヶ月の命と宣告されたにも関わらず、闘病はしないと言い張る父・雅彦(木梨憲武)になんとか治療を受けさせるため、娘・瞳(奈緒)は考えました。担当医に説得するように頼んだり、わざと派手な結婚式になるように式のプランを変更して父にプレッシャーをかけてみたり。極めつけは、結婚を反対することで”まだ死ねなない”と生きる意味を見出してもらうために、婚約者の一馬(濱田岳)がいかにダメな人物であるかをアピールしたりと、あの手この手を使って雅彦の拒絶を覆すための作戦を実行してみたのでした。

ところが、効果はどれもイマイチ。雅彦の意思は強く、やはり断固として”闘病はしない”という姿勢を曲げないのままだったのです。


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■死ぬまでに行きたかった伊豆

そんなとき、雅彦が瞳に「伊豆に行こう」と言い出しました。瞳と伊豆へ行くことは、”死ぬまでにやりたいことリストの一つ。

実は、雅彦が妻と出会ったのが伊豆の海だったのです。そんな思い出の地での親子二人きりの時間…。瞳は一馬を好きになった瞬間の話を始めます。

当時、病院の助産師として働いていた瞳は、自分の言葉がきっかけで起きたある出来事により、助産師という仕事自体がつらくなっていました。そんなどうしようもなく追い詰められどん底にいた瞳を、また笑えるようにしてくれたのが一馬のネタだったのです。

「大好きなの。お父さんがお母さんのことをずっと好きなように」「私もこの気持ちは変わらない」と一馬への愛がいかに本気かを伝えた瞳。

そんなまっすぐな娘の思いを聞いた雅彦はついに、今まで言わなかった心の内を語り出したのです。


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■父が闘病しない理由

瞳が写真を撮ろうとカメラを覗き込んだ瞬間、雅彦は大きな声でこう言いました。「信じるよ。お前に辛いときがあったことも、あいつの芸に救われたってことも信じる」。続けて、瞳が雅彦に治療させるために画策したことを知っていたこと、闘病を始めたらがんと戦うだけの人になってしまうこと、だから残りの時間はやりたいことをやりたいということ…。そして、「お前の父親でいたい!」と。

この雅彦の言葉を受け、視聴者からはたくさんの感動のコメントが集まりました。「残された時間、最後まで娘の父でいようとする姿勢、こんなにかっこよくて愚直な姿見せられたらもうね」「治療して欲しい」のは父の尊厳じゃなくて自分の希望を押し付けることになる そういうロジックだって分かってるけど簡単に受け入れられない 瞳ちゃんの辛さも雅彦さんの辛さも想像できるから着地点がなくて切ない」「父のがん宣告受けて『私信じないから!』の瞳と、瞳の嘘偽りない言葉に『俺は信じるよ。』の父、綺麗な対比、大きな愛を感じる」「お父さんは、瞳と伊豆に行きたいし、瞳と写真撮りたいし、瞳の辛いことも知りたいし、瞳とたくさん思い出を作りたい。瞳のお父さんでいたい、のが一番の望みなんだね」「最終回にはバスタオルで足りるんだろうかってぐらい号泣の予感がする」

父の気持ちも娘の願いも、お互いを思っているからこそ噛み合わない…。どちらの立場で観ていても答えが出せないこの物語が迎える春、二人にどんな未来が待っているのでしょうか?

次週3話は、1/29(月)22時〜放送です!

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(文/fumumu編集部・福野 エリカ

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