おせち料理を作ったことがある人は約3割 「品数が多い上に結構な手間がかかる…」
おせち料理は元旦にやってくる新年の神様へのお供え料理でもあるそう。
以前は正月に開いている店もなく、お正月の三が日に毎日食べていたおせち料理。いまでは家庭で作ることも少なくなっているのかもしれません。
■おせち料理を作ったことがある
fumumu編集部が全国の10代〜60代の男女989名を対象に実施した調査では、全体で27.5%の人が「おせち料理を作ったことがある」と回答しています。
なお男女別に見ると、男性は12.3%、女性は42.9%という結果に。
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■毎年、夫の実家に持参していた
編集部が話を聞いた40代の女性は、「結婚してから毎年元日は主人の実家に挨拶に行くのですが、その際におせち料理を持参していました」と回顧。
子供が生まれて迎える始めてのお正月に、作る余裕がなくて持っていかなかったことで、そのまま作らなくなってしまったそう。「品数が多い上に一品一品に結構な手間がかかるので、持っていかずに済むようになってホッとしています」と気持ちを明かしてくれました。
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■新年の神様へのお供え料理
いまでは手軽に市販品を購入できるようになったおせち料理。
もともと、桃の節句や端午の節句など、季節の変わり目の節句(節供)に神様にお供えした料理でした。それが次第に、その中でも一番重要な節句である正月に食べる料理を指しておせち料理と呼ぶようになっていったようです。
新年の神様へのお供え料理であるともいわれ、地域による違いもあり、すべて揃えると20~30種類にも及ぶという料理にはそれぞれ意味があり、五穀豊穣、子孫繁栄、家内安全などの祈りが込められています。
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■料理の一つ一つに込められた願い
例えば「黒豆」にはマメに勤勉に働けますようにとの願いが、「数の子」にはその卵の数の多さから子供がたくさん生まれて代々栄えていくようにという願いが、「海老」には腰が曲がるまで健康で長生きできますようにという願いが込められています。
お正月におせち料理を食べる機会がある人は、一品一品に込められた意味を噛み締めながら味わってみるのも良いかもしれませんね!
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(文/fumumu編集部・蒼羽 結)