少しずるい気もするけれど…　約5割の「他人に厳しい人」が自分に取る対応

「ダイエットしたいとずっと言っている母が、コンビニのスイーツを一人で食べていたんです。私は母に『そんなことしているから、いつまで経っても痩せないのに…』と嫌みを言いました。

ただよく考えると、私も人のことを言えた筋合いはまったくありません。友達に『痩せたい』と何度も言いながらも、チョコレートなどの間食をやめていないからです。

きっと母だけが、おいしそうなものを食べていたのをうらやましく思ったのかもしれません」（20代・女性）

「仕事で後輩に教える機会ができたので、私は少し張り切っていました。ただその張り切りが空回りして、後輩のミスを必要以上に注意してしまうことがあって…。

言った後に『今、少しきついこと言ってしまったな』など反省することもあり、人に教えることの難しさを痛感していました。しかも後輩がしたミスは、私も昔、やったことばかりで…。

そう考えると、私も偉そうに言える資格はないなと思えてきましたね」（20代・女性）

「高校生の妹がいるのですが、テスト前でもあまり勉強をしないんです。それでいい点数が取れるなら文句はないのですが、もちろん勉強をしていないのでいい結果を残せるわけがなくて…。

そこで私も妹に少し文句を言うのですが、いつも『お姉ちゃんも学生のとき、そんなに勉強していなかった』と返されてしまいます。まったくその通りなので、返す言葉もなくて…。

やはり姉妹なので、そんなところも似てくるのでしょうね」（20代・女性）