「賢」という漢字を見ると「賢い(かしこい) 」という読みかたを想像する人が多いのではないでしょうか。送り仮名が「しい」の場合は、なんと読むか分かりますか?
■「賢しい」って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「賢しい」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「つつましい」と読むと答えた人が全体で13.7%、続いて「くわしい」と読むと思うと回答した人が10.7%。また、「分からない」と答えた人は31.1%でした。
ちなみに「つつましい」を漢字で書くと「慎ましい」、「くわしい」を漢字で書くと「詳しい」です。
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■正しくは「さかしい」
なお、「賢しい」の正しい読みかたは「さかしい」。
編集部の調査では全体で44.5%の人が正しい読みかたを回答していました。
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■「賢」「賢しい」の意味は?
デジタル大辞泉によると、「賢」という漢字は、音読みで「ケン」、訓読みで「かしこ(い)」「さか(しい)」と読み、「才知・人格がすぐれている」「かしこい人」という意味や、「相手への敬意を表す語」として使用されます。
また「賢しい」には「かしこい」「才知のあるように見せかけるさま」「心がしっかりしている」「優れて見えるさま」「健康であるさま」といった意味があります。
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■『逃げ恥』で度々登場した「小賢しい」
「賢しい」という言葉に聞き馴染みがなくても、「小賢しい」という言葉なら、1度は耳にしたことがある人もいるのでは?
「小賢しい」には、「生意気」「何かにつけて要領よく振る舞っている。悪賢くて抜け目がない」という意味があり、俳優の新垣結衣さん、星野源さん主演の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)にて、主人公のみくりは、元カレから「小賢しい」と言われフラれたことがトラウマになっていました。この場面を思い出した人もいるのではないでしょうか。
初めて読みかたを知った人は、これを機にぜひ覚えておきましょう!
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■執筆者プロフィール
丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)