16日放送のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)の6話「修羅場…友達にも嫉妬はある」。
友情から生まれた修羅場というありそうでなかった斬新なシーンに、SNSがざわついているようです(ネタバレを含みます)。
■恋愛感情からの嫉妬
ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)がいつものように椿(松下洸平)の家で集まっていたある日、椿はあきらかにサイズの合っていない袋がゴミ箱に掛かっているのを見つけました。その袋は、元々ゴミ袋が入っていた”ゴミ袋の袋”。
椿はゴミ袋以外を使うのは悪意だと言いますが、袋を掛けた張本人のゆくえは善意だと主張…その仲良く言い合う姿を見た紅葉と夜々はお互いに目線を送り、お互いが嫉妬していることに気付くのでした。
この場面のような、恋愛感情を持っている相手が恋愛になり得る自分以外の誰かと仲良くする姿を見て嫉妬してしまうのは、誰もが一度は経験したことがあることなのものかも。
視聴者からも紅葉と夜々の眼差しに「かわいい」や「わかる」の声があがっていました。
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■友情の嫉妬に議論は白熱
ゴミ袋事件の後日、ゆくえが椿の自宅を訪れると、そこにはなんと結婚を機に友人関係を解消した、”元友”赤田(仲野大賀)が。赤田は仕事で偶然訪問していたのですが、ゆくえを見た途端その態度は急変…!
ゆくえに対して「この人(椿)、付き合ってんの?」や、ゆくえさんと呼んだ椿を見て「うわ、ゆくえさんて。下の名前で呼ばせて…」と皮肉を言ったり、「家族ぶって、嫁ぶっちゃって、ゴミ袋とか買ってきちゃって」など棘のある言い方で責め立てます。ゆくえも負けずに強く言い返したため、まさに修羅場状態に…。さらに赤田は去り際に、「潮の恋愛遍歴全部知ってますけど、春木さん全然潮のタイプじゃないですよ」と捨て台詞まで言う始末。
この、誰一人として恋愛感情がないのに修羅場と化した不思議なシーンについて、視聴者の間では様々な意見が飛び交いました。
「友情にも嫉妬がある、めっっっちゃ分かる」「赤田さん。ゆくえさんと椿さんが恋愛じゃなくて友情であるとしても、嫉妬があったんじゃないかな。そう思って見てたら、夜々さんが察知してた。そんなに仲が良い友人になれるのか…俺以外のやつと…ってことでしょ?」「未練じゃないけど、嫉妬かぁ。あるよなぁ。若い頃、子どもの頃、1番の仲良しだと思ってた友だちが、他の子と仲良くしてたら、ちょっと嫌だったなぁ。ヤキモチみたいな感覚?」「友達同士での嫉妬はあるよね、言われてみれば。子供の時はケンカという名の修羅場があったんかもな。そういえば」など、実体験から友達間の嫉妬に共感する人も多いようでした。
反対に「赤田の椿さんへの嫉妬は友情の嫉妬?じゃああれが夜々ちゃんだったらあんなに感情的になって嫉妬する?しないよね多分…夜々ちゃんにゆくえ取られたーってならないよね。やっぱり男女が潜んでるように見えてしまう。下の名前で〜とか言ってたし…」「“何が良かったんだか”ってセリフが出たから、実はゆくえに恋愛感情あったのかと疑ってしまう。」「友情の嫉妬と恋愛の嫉妬は異性ってなると途端に見えづらくなるよね」と、親友だったからというより異性間だからこその嫉妬ではないかと言う声も。
このゆくえと赤田のやりとり、男女の友情は成立するかの問いをどう考えているかによって感じ方が変わる場面だったのではないでしょうか。
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■好きでも告白する必要はない
紅葉はゆくえ、夜々は椿のことを恋愛感情で好きだということに気付いていたのは、実は2人だけではありませんでした。
夜々がゆくえに「ゆくえさんって鈍感って言われます?」と聞いた際、「紅葉のこと?気付いてるよ」と答え、夜々を驚かせました。
ただ、ゆくえは「今のままでいようとしている人をさ、わざわざ突き放すのも思わせぶりなことするのもどっちも意味ないでしょ」とこのままを続けると宣言。また、紅葉も「好きだと好きだって言わなきゃいけないの?」とゆくえに告白はしないと言っている場面もありました。
これに対しSNSでは、「好きをぶつけるのはエゴだ。分かる。今好きな人は自分と幸せになって欲しい。分かる。どっちも分かるけど矛盾しとるよなー!人間は嫉妬する生き物。」という反応が。
友情と恋愛の違いだけでなく、恋愛感情の中にも多様な形や関係性があるもの。友情でも恋愛でも、好きという気持ちがあるところには自然と嫉妬の感情が生まれるのかもしれません。たとえ嫉妬してしまったとしても、彼らのようにどんな人も否定せず、相手も自分自身も尊重していけたらいいですね。
次回は、11/23(木)22時〜放送です!
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(文/fumumu編集部・福野 エリカ)