厳選した「好き」に満たされ心豊かに暮らす　ミニマルとリッチのすすめ

「何が好きで、どんな時に心地よさを感じるのか。モノとの関係性を見つめ直すことは、自己分析と似ている気がします。

ペン1本、お皿1枚でも、ひとつひとつ手に取り、気分が上がるかどうかを確かめ、上がらないものは処分してみてください。

かなり厳選することになると思いますが、本当に”好き”しかない空間では、幸福度が格段に上がります」（30代・女性）

「世の中で話題になっているものや流行っているものが、必ずしも自分に必要とは限りません。人それぞれ趣味趣向が違うので、価値が感じられないものがあって当然です。

人の好みはそう変わらないし、好きなものほど大切に扱うので、好きを突き詰めるとお金の無駄使いがなくなります。

収入を増やすのはそう簡単ではありませんが、無駄使いがなくなるだけで簡単にゆとりができ、経済的な不安も減りますよ」（30代・女性）

「生活費を安く抑えることこそが経済的で、自分の将来のために必要なことだと思ってきました。

でも、家賃を抑えるために日当たりの悪い部屋に住んだり、食費を節約するためにもやしや豆腐ばかり食べていた頃は、体の疲れが抜けず、メンタルもずっと沈んでいたと思います。

賃貸の更新のタイミングで、思い切って自分好みの部屋に引っ越したら、家で過ごすたわいもない時間も、極上の癒やしになりました。

この気分の高揚を感じてからは、自分への思いやりだと考えて、好きの探求を続けています」（20代・女性）