16歳で宝くじに当選した少女がその後自殺未遂 番組で年齢制限の引き上げを訴え
若くして大金を手に入れた少女が大人になり語った「当選後の人生」は…。
誰もが一度は夢見たことがある宝くじ当選。現実に若くして大金を手に入れた女性がいるようで…。当選後の人生を赤裸々に明かしました。
数年前の告白を『LAD bible』など海外メディアが再び取り上げ、注目を集めています。
■16歳にして約3億円を手に入れる
英ITV『This Morning』に出演したイギリス在住、31歳のカリー・ロジャーズは、2003年の16歳のときに最年少で180万ポンド(約3億円)の宝くじに当選した当時を回顧。
若くして大金を手に入れた彼女ですが、その後、18,000ポンド(約330万円)を豊胸手術に、250,000ポンド(約4,600万円)をコカインに、300,000ポンド(約5,500万円)を洋服に注ぎ込み、さらに500,000ポンド(約9,200万円)を友人や家族に“寄付”したといいます。
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■周囲にいた人は「いまはもう縁がない」
しかしカリーはその後、21歳のときにうつ病を発症し、自ら命を絶とうとした自殺未遂を告白。
「16歳ではまだ子供なのに、一夜にして突然大人にならなきゃいけなくなった」と当時を語るカリー。「お金に対する理解も、それがなにをもたらすかという考えもない」と振り返り「(当選後は)それまで知らなかった人たちが続々とたずねてきたけど、いまはもう縁がない」と話します。
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■「年齢のせいで搾取されていた」
「当時はみんなに好かれたいと思っていた。でもお金によって家族や友人とも問題が生じた。対処しきれなくなったの」と大金による人間関係への影響は計り知れなかったよう。
新車のために購入資金が必要と言われれば貸し、地元のパブに飲みに行けば、全員におごらなけらばいけないというプレッシャー。周囲に貸したお金はかえってこず「わたしは年齢のせいで搾取されていた。偽りの関係をたくさん持っていた」と話します。
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■年齢制限の引き上げを訴え
現在は信頼できるパートナーと出会い、子供にも恵まれ幸せな彼女ですが「誰がわたしのことを好きなのかわからないし、お金のことでストレスがあったから普通の生活に戻りたかったの。今でも信頼関係の問題に苦しんでいます」と長年の葛藤を語ります。
周囲に対し“寛大”になっていた彼女の背景には「里親育ち」という生い立ちもあるそうですが「当選したときに、もう少し年をとっていたら良かった」と過去を振り返るカリー。番組にて宝くじ購入のさらなる年齢制限引き上げを訴えました。
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■執筆者プロフィール
黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。
お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)