橋下徹、トー横キッズ一斉補導に斬新な提案 「賛同は得られないかもしれない…」

警視庁が歌舞伎町のトー横で深夜に出歩く「トー横キッズ」の一斉補導を行い、42人のうち40人が少女だったとの情報も…。

橋下徹

16日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、警察が深夜の東京・歌舞伎町に集まる未成年「トー横キッズ」 を一斉に補導したことを報道。

弁護士の橋下徹さんは「トー横キッズ」たちの家庭環境の問題にも言及し、「子供たちの居場所を作る」方法について思案しました。



■補導された42人のうち40人が女子

警視庁が、歌舞伎町のトー横で深夜に出歩く「トー横キッズ」の一斉補導を行い話題になっています。

警視庁は先月から3週間に渡り深夜に居場所のない若者が集まるトー横エリアに赴き、昨日までに夜11時以降に外出していた13才から18才までの中高生らを補導。42人のうち40人が女性だったと伝えられています。

番組では、実際に若者が警察官に補導されている現場の映像も公開。警察が座り込んでいる少女に話しかけ、交番に連れて行かれる様子をソフトフォーカスをかけて放送しており、現場の騒然とした様子が伺えます。



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■補導件数はコロナ禍前の約7倍

トー横には全国各地から若者が集まっており、今回補導された中には、新潟県から来た少女もいたとのこと。街の人は「トー横」に対し、「怖いし治安が悪いっていうイメージがある」と話しており、「明らかに未成年だろうなっていう子がお酒を飲んだりたばこを吸っていたり、おじさんとかに声をかけられたりしているのを見ました」という証言も。

トー横エリアでの補導件数は、今年の9月末の時点でコロナ禍前の約7倍にも増えているとの情報も。番組のインタビューに答えた女性は、「もっと若い子たちがトー横じゃない場所で、安全なよりどころができればいいなと思います」と、提言していました。



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■背景に「家庭内の問題」がある場合も

橋下さんは、「警察もしっかりものすごい補導をしてくれていて、その後も少年センターのほうでしっかり対応をしているんですよね」と分析。

一方で、「この問題ってよく言われていることですけれども、家庭内の問題だったり、子供自身の問題を解決しない限りは、いくら補導してもどんどん集まってきますからね」と考察しています。

また、トー横が子供たちにとって「安心感を与えられるような場所である」という統計結果を紹介し、「家庭環境」という根本的な問題解決について思案していました。



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■大人が作った枠組みには入らない?

橋下さんは「家庭内での解決がなければずっとここに来ますから」としながら、逆説的な解決法も提案。

賛同は得られないかもしれないと前置きをしつつ、「むしろあそこのエリアを回りできちっと監視するような形で安全エリアにしていって、相談する場所とかそういうところも近くに持ってきながら、あそこで過ごさせるっていうのはダメかな?」というアイディアも。

しかし、司会の谷原章介さんは「大人が作った枠組みっていうのを嫌っているからこそそういうところに来ているのかもしれない」と答え、橋下さんも「作ったら来なくなるか…」と頭を捻っていました。

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(文/fumumu編集部・星子

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