「ヒモ男養うのに疲れた…」 34歳バツイチ女性がパパ活を始めた理由

“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。

coco パパ活“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。

今回は、「ヒモ男を養うのに疲れた」と話す34歳バツイチ女性のRさんのお話。


■ヒモ体質の男に好かれる

「学生時代のあだ名は“おっかさん”です」と話すRさんは東北出身の34歳。身長159センチで、全体的にふっくらと柔らかそうな印象の女性です。

仕事は動画編集で、専門学校卒業後、テレビ制作関連会社に就職し、現在はフリーで働いています。

「AD時代に付き合ってたのは、前歯が全部ない男。地元仲間の飲み会で知り合ったんだけど、翌日からうちに転がり込まれて、ずるずる付き合ってました」と話すRさん。学生時代も、飲み会で知り合って部屋に転がりこまれる、というパターンが多かったそう。

「ヒモ男に好かれる体質なんですかね? 学生時代の彼氏もすぐバイト辞めちゃうし、社会人になってからも無職とかフリーターとかばかり寄ってくるし、仕事してても私と付き合いだすと辞めちゃったりするんですよねぇ」と不思議がります。

「さすがに、前歯が全部ない彼氏は周りからの反対が凄くて、2年くらいで別れちゃいました。確かにちょっとだらしないところはあったけど優しくていい人だったんです。なかなか家から出ていってくれないから無理やり引っ越して、引っ越し先は教えないようにしました」。


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■結婚相手もやがてヒモ化

そんなRさんが結婚したのは31歳の時。お相手は医療関係営業職の36歳で、出会いはマッチングアプリでした。

最初はきちんと仕事をしていた彼氏でしたが、付き合いはじめて半年後、コロナでなかなか会えなくなったからRさん宅に入り浸るようになると、「家賃がもったいないから」と勝手に自分のワンルームマンションを解約して転がり込んできました。

「私の部屋も1Kで狭いから2DKの部屋に引っ越して。結婚の話も出てたから入籍して。家賃も生活費も折半で、最初は仲良くやってたんですけど、そのうち彼の仕事がコロナのせいで思うように営業できなくなって、給料の未払いもあったりして、会社辞めちゃったんです」。

仕事を辞めた彼は、新しい仕事を探すでもなく、在宅で仕事をする彼女を手伝うでもなく「俺、専業主夫になる!」と宣言し、いそいそと家事に精を出すようになったそう。

「彼が歴代彼氏と違うのは、働かなくなったきっかけが自分の意思じゃなくて、環境のせいで仕方なかったってところ。結婚して家族になったんだから、私が稼いで養えばいいかって思ったんですよね」。


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■セックスレスで離婚

そうして、専業主夫の夫を抱え、仕事に邁進していたRさんですが、だんだんと彼と過ごす毎日がストレスになっていったと言います。

「その頃、私の月収は45万円くらい。そこから家賃払って食費とか光熱費とか2人分の年金とか支払ったら、結構カツカツで。家にいる夫がゲームの課金とかするから、それも出してあげてて」と、当時を振り返ります。

「周りにヒモを養ってるとか言われつつも、私の稼ぎで生活はできてるし仲もいいし、って気にしてなかったんですけど、セックスレスになりはじめたら、すごくイライラしてる自分がいて」。

男性に求めているものが経済力ではなくカラダの相性と回数であることに気付いたRさん。話し合いの結果、レスが解消しそうにないことや、相手に再就職の意思が薄いことが判明し「働くか夫婦生活を持つかできないなら別れる!」と離婚に至ったそうです。

「離婚したくないってゴネられたので、向こうの引っ越し費用と半年分の家賃を払うって言ったら渋々了承してもらえました。結局、金の切れ目が縁の切れ目なんだなってちょっと寂しく思いましたよ」。


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■パパにはモテない…。

その後、「ヒモ男養うの疲れた。人生で一度くらいは男に貢がれたい!」と、交際クラブに登録したRさん。「会うだけで交通費1万円!」「お茶や食事だけで数万円!」と、期待に胸を膨らませていましたが、待てど暮らせどお誘いは入らず。

「仕方ないからアプリやサイトでパパを探そうとしたんですけど、私、やっぱりなんか変なオーラでも出てるんですかね? お金持ちの男性じゃなくて、お金がないから奢ってくださいとか割り勘希望の男ばかりが連絡してくるんです」と落ち込みます。

「こないだようやくパパ活OKっていう40代の男性とマッチングして会ったんですけど、Hしたあと、動画編集教えて欲しいって言い出して。授業料払ってくれるのかと思ったら無料で教えて欲しいって言うんですよ。しかも、お手当は次回とか言って結局くれなかったし」と続けます。

「セックスできて奢ってもらえてお金も貰えるなんてパパ活最高じゃん! って思ってましたけど、人生そう甘くないですね。こんなことなら夫と別れなきゃよかったです。レスでも家事は手際良かったし、一緒にいて楽だったし」と後悔しきりなのでした。

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(文/fumumu編集部・coco)

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