「LGBT」をはじめ、性自認に関する社会的な認知が高まりつつある昨今。イギリスでは、ある少年のエピソードが注目を集めています。
『EXPRESS』など各メディアが報じました。
■「ピナフォアを着て学校に行きたい」
イギリス在住の7歳の男の子、テオ・イーストンさんは昨年から自宅で女の子の服を着るようになり、今年の夏休み明けの新学期には「ピナフォア(ワンピース型の女性用エプロン)を着て学校に行きたい」と母親に訴えます。
母親は彼の願いを受け入れ、女の子用の制服を着せ登校させることに。
その日、登校初日を終えたテオさんは、母親に「ピナフォアを着て過ごせて最高だった。違和感もなかったよ」と笑顔で報告しました。
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■「どんな服を着ても大好きだよ」
「テオは前の週にクラスメイトに制服を着ることを話したの。友達のひとりは『どんな服を着ても大好きだよ、テオ』と言ってくれたわ」と語る母親。また担任の先生も「その服とっても好き」と声を掛け、温かく接してくれたのだとか。
普段のテオさんは活発な性格で、レゴやアーミーゲームで遊ぶことが好き。母親いわく「自分が男の子であると自覚はしてるけど、男の子用の服を着ることに抵抗があるみたい」と感じているそう。
女の子の服を着ることは「これからも続くかわからないけど、まだ7歳だから実験中」と現在は様子を見ている段階だといいます。
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■母親が訴えた言葉は…
選択を聞き入れた母親は「あの日の彼の笑顔がすべてを物語っていた」「私を元気づけてくれたし、彼は勇敢だった。息子にこのような選択をさせたことは正しい判断だったと思います」と話します。
母親は「息子が精神的な問題を抱え込むくらいなら、ありのままで幸せでいてほしい」「着ている服で彼が誰か決めるべきではない」という考えのもとテオさんの意志を尊重したいよう。
「彼の性自認に関しては将来どうなるのかはわからない」と話す母親ですが「テオを見て『なりたい自分でいいんだよ』ということを感じてもらえることを願っています」とコメント。
「親たちはもっと子供の言葉に耳を傾けてほしい。テオはドレスを着ているからといって性別を変えるとは言っていない。彼はただ『快適だよ。幸せ』と言っているのです」と思いを語りました。
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■執筆者プロフィール
黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。
お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)