博多大吉、分譲マンションの老朽化問題に驚き 中古物件にはチェックポイントも

『あさイチ』では分譲マンションが老朽化して管理や修繕、建て替え費用の問題が起こる経緯について解説。

博多大吉

2日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)では、「“分譲マンション”が老いていく」というテーマで問題を掘り下げ。

分譲マンションの積立金や修繕計画が行き詰まってしまう事例も紹介し、司会の博多華丸・大吉の博多大吉さんも「意外に知らない分譲マンションの現状」に驚いていました。



■全国で築40年以上の物件が増加

今現在、購入したマンションに住む人は、全国で推計1,500万人。全国で築40年以上の物件も増えており、管理や修繕、建て替え問題が勃発しています。

分譲マンションに住む人々でも管理組合の総会などには参加できていない層も少なくなく、中には「積立金がいくらあるのかを知らない」という人も。

番組アンケートによると修繕積立金の状況は、「計画に比べて不足」は35.8%、「計画に比べて余剰がある」は33.8%、不明が31.4%となっており、不明と回答した人の中には「足りているかどうかも分かっていません」という人も含まれるもようです。



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■中古物件は共有部分を注視すべき?

専門家によると、中古マンションを選ぶ際に確認するポイントは、「共用部分(ゴミ置き場や駐輪場など)」、「掲示板の文書」、「修繕や積立金の情報(可能であれば)」の3点とのこと。

管理組合運営がうまくいっていないことは共有部分に現れやすいそうで、見学の際は間取りや日当たりだけでなく共有部分を見るとよりよいそうです。

掲示板は「管理組合が機能しているかどうか」のバロメーターになるようで、「古いものが貼られていないか」「マナー違反の注意が多すぎないか」などがチェックポイントになります。



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■築年数に応じて積立金は上がる

修繕や積立金のの情報は、仲介の不動産業者を通して管理組合から入手できる場合もあるので、聞いておくと後々のトラブルを避けることができそうです。

長期修繕計画と、修繕積立金の収支計画は「マンションの老い」に備えて知っておくと安心。多くのマンションでは「築年数に応じて積立金を値上げする」方式をとっています。

新築の頃は負担は少なく、数年ごとに値上げをしていくことが前提となっているので、そのことを踏まえてマネー計画をたてる必要がありそうです。また、老朽化してきた建物を修繕する段階で、住民の意見が割れてなかなか修繕が進まない問題なども報告されています。



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■博多大吉「買って終わりじゃない」

大吉さんは、「僕はまったく分からなくて、分譲マンションって、(自身は)賃貸なんですけど。分譲マンションって買って終わりじゃないんですね」と、分譲に関する誤解を告白。

管理会社のみならず住民で組織されている管理組合があることに対しても、「買って、マンションの大家さん的な方がやってくれているもんだと勝手に思っていました。住民のみなさんで集まってちゃんとやっていかないといけないんですね」と驚きを表明しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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