フランス人女優として快挙を成し遂げたマリオン・コティヤール ブラピとの夫婦役が美しすぎる『マリアンヌ』

イケてる女優「イケジョ」のススメ:マリオン・コティヤール。謎めいた微笑。

マリオン・コティヤール
(画像はマリオン・コティヤールInstagramより)

いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』の公開を記念して、本作で「姉」の舞台女優、アリスに扮しているマリオン・コティヤールです!


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■姉と弟、微妙な関係

マリオン・コティヤール
(©︎ 2022 Why Not Productions – Arte France Cinéma)

フランスの巨匠アルノー・デプレシャン監督が、脚本も担当した現在公開中の『私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター』は、疎遠になっていた姉と弟の関係を描くヒューマンドラマです。

舞台女優の姉アリスと、詩人の弟ルイ(メルビル・プポー)は、お互いが憎み合い、長いことろくに連絡も取りあっていませんでした。ところが、両親の事故をきっかけに、再会するのですが…?


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■生粋の演劇人

弟に「大嫌い」ともらす姉を演じているのが、1975年9月30日、フランス生まれのマリオン・コティヤール。両親共に俳優だったため、自身も子どものころから舞台に立っていた、まさに演技の申し子です。

ハリウッドデビューは、ティム・バートン監督のファンタジー『ビッグ・フィッシュ』(2003年)。2007年には『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で、実在のフランス人シャンソン歌手、ピアフ役を演じ、国内外の主演女優賞を総なめにしました。特にアカデミー賞では、当時約50年ぶりのフランス人女優として主演女優賞を獲得するという快挙を成し遂げています。


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■その微笑の裏には何が?

そんなマリオンが、どんな役でも見事に演じられるのは当然なのですが、弟に対して「大嫌い」と言うアリスのような素直なキャラクターは、実は意外でした。レオナルド・ディカプリオの妻役を演じた『インセプション』(2010年)の印象が強すぎて、「裏の顔を持つ謎めいた美女」役が一番板についていると個人的に思っているからです。

そこでオススメなのは、マリオンがタイトルロールを演じる『マリアンヌ』(2016年)。

マリオン・コティヤール
(出典:amazon

第二次世界大戦下を舞台に、お互いスパイとして出会うマリアンヌとマックス(ブラッド・ピット)が、次第に惹かれあい、やがて結婚までするのですが、最後までこのマリアンヌが「スパイ」であることが鍵となるサスペンスです。マリオン演じるマリアンヌの、裏がありそうで実はそんなものはないのかも? と思わせる謎めいた微笑に注目です。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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