レンジで温めた“パスタ”を食べた20代男性 「その後、死亡した原因」は…

作り置きのパスタをレンジで温め食べた男性ですが、その後…。

パスタ 食事 男性

空腹を満たそうと食べたパスタが思わぬ事態を招くことに。20代の男性に起きた事件を『LAD BIBLE』など海外メディアが報じました。


■作り置きのトマトソースパスタを食べ死亡

ベルギー出身の20代男性は学校から帰宅後、自宅にあった作り置きのトマトソースパスタ(5日前に調理)を電子レンジで温め、運動前に摂取。

その30分後に帰宅しますが、頭痛や腹痛に吐き気、その後、下痢と嘔吐の症状に見舞われます。痛みを和らげようと眠ることにした男性は、水を飲みその日の午前0時に就寝。

しかしその翌朝、学校に行く時間になっても起きてこない男性を心配した両親が部屋をたずねると、ベッドのうえで亡くなっているのが発見されました。


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■常温で放置したパスタに「セレウス菌」

捜査によると、男性が息を引き取ったのは、パスタの残りを食べてから約10時間後の午前4時頃。検死解剖の結果、男性は「小葉中心性壊死」を生じており、それが臓器機能の停止を引き起こした可能性が高いことが判明しました。

報告書によると、男性が摂取したパスタは数日間、室温で保管されていたために「食中毒の原因となるセレウス菌が急激に増殖」したとのこと。

実際にパスタからは高濃度の毒素(14.8 μg/g)が検出されており、これが死亡の原因になったといいます。

男性の事件は2008年とかなり前ですが、最近になり、TikTokやアメリカの大手掲示板サイト『Reddit』で、「チャーハン症候群」と呼ばれる食中毒の症例(常温で放置した食品を食べ下痢や嘔吐に見舞われる症状)が取り上げられたことから、再び注目を集めています。


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■「全く知らなかった」「見直してみる」の声

男性を死に至らせたセレウス菌は、未調理の食品に多く含まれ、加熱後もなお一部は生き残るといわれています。

そのため調理済みの食品を長期保存する場合はその方法に注意する必要があり、今回のように常温での放置は、致死的状況に至るケースもあります。

男性の事件を受け、あるユーザーは「私はピザを食べる時、残りを1~2日放置して食べることがあるんだけど、全く知らなかった」といった声も。

そのほか「食べ残しは3日がマイルールだったけど、見直してみる」といった声も寄せられています。


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■執筆者プロフィール

黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。

翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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