高橋真麻、ジャニーズ事務所と被害者救済の組織 「分けたほうがいいんじゃないかと」
高橋真麻さんの意見に、田村淳さんも「アクセルとブレーキが両方踏まれてる感じ」と共感。
10日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、物議を醸しているジャニーズ事務所の会見を振り返りました。
ゲスト出演したフリーアナウンサー・
高橋真麻さんは、タレントが所属する事務所と救済する組織は分けたほうがいいのでは…と意見を述べました。
■会見後、視聴者「なにも変わってない」
ジャニーズ事務所は7日14時から記者会見を開き、前社長の藤島ジュリー景子氏、新社長となる東山紀之さん、子会社「ジャニーズアイランド」社長の井ノ原快彦さんと顧問弁護士が登壇。
4時間にも及んだ会見ですが、ジャニー喜多川の性加害があったことは認めながらも、、会社の解体はなし・社名変更もせず、ジュリー氏が100%株主であることを報告。ネット上では「結局なにも変わっていない」と批判の声が相次いでいます。
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■田村淳「会社名は使うべきではない」
会見について意見を聞かれた田村淳さんは、性加害の認定と謝罪については評価する一方「新しく会社を立て直す、という視点では、覚悟というものが見受けられなかった。社名変更は必ずすると思っていたので…」「社名変更は、新しく一歩踏み出す上で一番必要なこと」と会見の場で、東山さんは新社長として話してほしかったとコメント。
「“鬼畜の所業”とおっしゃっていたので、その人の名前が入っている会社名は使うべきではないと思う」「外部から言われて変えることと、自らで変えることは大きな違いがあると思う」と意見を述べました。
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■高橋真麻、事務所と救済「分けたほうが」
ゲストのフリーアナウンサー・高橋真麻さんは「被害に遭われたかたに真摯に対応してこうという姿勢が見られましたし、メディアとの歪んだ関係性も直していこうという姿勢も見られた」としながらも、事務所のあり方について言及。
「タレントが所属する事務所は外部資本にして新しく開設してそこに移し、ジャニーズの名前を残したいんだったら、被害者を救済する組織として、そちらにジュリーさんと東山さんが特化する…と分けたほうがいいんじゃないかと思いました」と述べます。
この考えには、田村さんも「被害者に向き合う組織がジャニーズ事務所で、新体制で作るべきだった。これからの道筋も、被害者への救済もジャニーズ事務所でやります、はアクセルとブレーキが両方踏まれてる感じがして、結果前に進んでいないんじゃないか、と思ってしまう」と、真麻さんの意見に共感を示しました。
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■東野、各局の声明文「12行くらいの文章があるだけ」
再発防止特別チームが発表したなかで「メディアの沈黙」も報告され、マスメディアの忖度・取り上げなかったことへの責任も追求されています。
犬塚浩弁護士は「2006年に最高裁判決があって、北公次さん、BBCのことがあって…と、ずっとあるのにメディアがなぜ沈黙していたのか、ということを検証はしていなくて『重く受け止めます』で終わっちゃっているので…」と話すと、東野さんは「そうなんです。『重く受け止める』という、大体12行くらいの文章があるだけ」と各局の声明文についてコメント。
つづけて犬塚弁護士さんは「そこにモヤモヤ感を持っている方はたくさんおられると思う」と、今後のメディアの“返答”に苦言を呈しました。
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■執筆者プロフィール
冬野とまと:千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーライター。
高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。行動心理カウンセラーの資格ありだが、自分の行動が読めない。
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(文/fumumu編集部・冬野 とまと)