武井壮、港区立中学”シンガポール修学旅行”に私見 「次の選挙とかで…」

東京都港区がすべての区立中学校で修学旅行先をシンガポールにし、生徒1人あたりおよそ50万を負担すると公表し、様々な声が。

武井壮

5日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、東京・港区の区立中学校で来年度から修学旅行の行き先をシンガポールにする件について報道。

旅行費用として単純計算でおよそ3億8000万円の税金が使われることも物議を醸しており、タレントの武井壮さんも区民の立場に立って私見をのべています。


■区が負担する費用は1人約50万

港区は、すべての区立中学校の修学旅行先をシンガポールにして、来年6月から9月ごろに3泊5日の予定で実施すると発表。

保護者が負担するのは、現行の京都・奈良などへの修学旅行でかかる7万円以内におさまる金額で、区が負担する生徒1人あたりの費用はおよそ50万円にのぼるそう。

番組の取材では「子供たちに使ってくれるなら」「税金の使いかたとしてはいいのかな」という意見があがる一方で、「港区だけ特別に海外に行くというのはどういう理由で決まったのか疑問」と地域格差を心配する声も聞かれました。


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■谷原章介「ちょっと高いかなと…」

司会の谷原章介さんは「見聞を広めるきっかけになる」と一定の理解を示しつつも、「3泊5日で保護者の負担も考えたら57万円、シンガポール、ちょっと高いかなとは思います」という素朴な疑問も。

タレントのサヘル・ローズさんは、「私は港区民で港区の中学校に通っていたんですけど、遠足で払わなければいけない修学旅行のお金って、お母さんが出すのが厳しかったので、行かない選択をした、(同じ選択をした)同級生もいたので」。

「みんなが払えるかといったらそうじゃない。じつは今、生活等で工面することが厳しい方もいらっしゃると思うので、これって本当にみんなが平等になれるのかなって。この学校の中でも…という不安はあります」と、自己負担7万を払うことができない子供の存在にも言及しています。


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■区民の評価は「次の選挙」で分かる?

一方でタレントの武井さんからは、「学校での思い出作りもひとつの目的だと思うし、さらに海外とかに行ったことで日本にいたら経験できないことを、3泊5日だけでも経験するって事も、子供たちにはいい情操教育かなと思ったりもするので」という前向きな意見も。

続けて「区民の方が納得していて自治体がやっていることなので、次の選挙とかでそれを評価されて、またこういう方策が続くならそれはいいし『いやこんなことはまかり通らん』となれば変わっていくのだろうし、ちょっと引いた感じで見ています」と、民意を反映すべきだという見解を示しています。


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■シリコンバレーなど行き先の提案も

武井さんは行き先についても、「どうせだったら、シリコンバレーに行ってベンチャーのプレゼンを見させてあげたりとか、インドのインド工科大学とか行って、最先端のITの授業とか、そういったものがどういうふうに行われて世界のIT業界がリードされているのかとか…」といった提案もしていました。

サヘルさんも「それぞれが各家庭でホームステイをしたっていいわけですよね」と考察しており、さまざまなアイディアが飛び出していました。

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(文/fumumu編集部・星子

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