停電や断水時、自分を救う「あるもの」持っている人は約3割 これはマジで考えて…

非常食や飲料水は備蓄していても、生理現象のための“あの防災グッズ”を持っている人は意外と少ない…。

簡易トイレ
(画像はイメージです)

9月は台風シーズン。そして本日9月1日は「防災の日」であり、関東大震災から100年という節目を迎えます。

近年、台風が都市部に接近する度に、「備えておけばよかった」ととくに注目を浴びているアイテムがあります。



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■停電や冠水、断水による「トイレの問題」

地震と違い台風は事前に備えることができ「今度の台風では避難が必要な状況にはならないだろう」と思っても、備えておくと安心なのが「非常用の簡易トイレ」。

2019年の台風19号(令和元年東日本台風)では、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺一帯が冠水。この影響で、高層マンションの配電盤などが浸水による被害を受け、住民のトイレの使用にも影響が出たことは、記憶に新しいですよね。

被害が大きければ復旧までに時間がかかる場合も。排泄は生理現象で急を要することもあり、非常用の簡易トイレは、必ず備えておくべき防災用品の1つと言えます。



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■用意している人は約3割ほど

なお、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女933名を対象に「非常用の簡易トイレ」に関する意識調査を行なったところ、「自宅に用意している」と回答した人は、わずか27.3%ほど。

非常用トイレ調査

なお、「用意していない」と回答した人は69.8%、「分からない」と回答した人は2.9%でした。



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■ニュースを見て、母から言われ…

簡易トイレ

編集部が話を聞いた30代女性は、「まさに、台風19号のニュースを見て非常用簡易トイレをすぐ購入しました。災害時にゴミ収集が来るかも分からないので、ちょっと値は張りましたが、より消臭効果に優れた商品を選びました」とコメント。

また別の女性は、「防災対策をしっかりとしている母に、買っておいたほうが良いよと言われたのがきっかけです。以前、夜中の断水でトイレに困ったので、もしものときのために用意しておくのは大切だと思いました」と話し、実際に写真の商品を購入したといいます。



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■“浴槽に溜めた水で流す”はNGな場合も

また、編集部の取材に応じた50代女性は、「災害時に水が使えなくなると知って、数年前から準備しています」とコメント。

「以前は、浴槽に水を溜めておいて、いざというときにそれを使おうと思っていました。しかし、マンションの場合は溜めた水が地震の揺れで溢れ、階下の部屋に被害をもたらすことがあるし、そもそもトイレが使用不能になる(流せなくなる)可能性があると知り、自分の知識が古くなっていたことにびっくりしました」と、防災情報を集める上で気づきがあったそう。

「そこで、家のトイレが全く使えなくなることを想定して数日間分の携帯トイレを購入した次第です」と語っていました。

非常食や飲料水、電池などの用意はできていても、意外と見落としがちなのが「トイレ」。用意していないかたは、この機会に用意することを強くお勧めします。


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■執筆者プロフィール

衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。

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(文/fumumu編集部・衣笠 あい
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年8月5日~2023年8月8日 調査対象:全国10代~60代の男女933名

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