防災の日に考えたい… 「防災グッズ」を用意している人の割合に危機感
防災グッズ、準備していますか? 定期的に呼びかけがあっても、準備しているのはまだまだ…。
9月1日は防災の日。学校や職場で避難訓練が行われる日、というイメージを持っている人もいるのでは。今年は制定の由来である「関東大震災」からちょうど100年に当たる、節目の年でもあります。
■「防災の日」とは?
防災の日は、1960年に地震や台風などの災害の認識を深め、災害に対処をする心構えを準備することを目的として設定された日本の記念日の1つ。
全国各地で防災に関するイベントが開かれたり、避難訓練が行われたりと、様々なイベントが行われます。学校に煙体験や地震体験の車が来た…なんて思い出がある人もいるのでは。
いざ、本当に災害が起きてしまったときに大切なのが「防災グッズ」。
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■防災グッズを用意しているのは…
そもそも、どれくらいの人が「防災グッズ」を用意しているのでしょうか。fumumu編集部で全国の10代~60代の男女933名を対象に聞いてみたところ、「用意している」と答えた人はまさかの54.9%。
半数近い人は何も用意をしていない、と回答しています。
毎年防災の日だけでなく、阪神大震災や東日本大震災が起こった日、そして大型台風などのたびに「防災グッズを用意しておきましょう」と言われているのですが…。やはり多くの人は「何も起こらないだろう」「なんとかなるだろう」と考えているのかもしれません。
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■何を準備してる?
その一方で、防災グッズをきちんと準備している人に「飲料水」や「レイングッズ」といった具体的な19品目を挙げて「防災グッズとして用意しているもの」を聞いてみたところ、平均で6.5種はカバンに入れていると回答がありました。
特に準備している人が多かったのは「ライト」(72.7%)、「飲料水」(63.5%)、「日持ちする食料」(61.5%)。防災グッズの代表格であるライトと、生死に関わる飲食物は常備している人が多いようです。
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■意外と見落としがちな「必需品」たち
一方で「身分証のコピー」(10.9%)、「洋服」(8.8%)、「防犯ブザー」(5.7%)は低い結果に。洋服はタンスを開けて突っ込めばいい、身分証は財布に入っているから大丈夫…ということもあり、常に防災グッズとして入れている人は少ないのかも。
何を用意しておけばいいんだろう…という人は、必要なものがセットになっている商品を購入するのが一番手軽かも。その他にも、各都道府県の防災関連サイトや消防庁のHPに「防災グッズとして用意しておくべきもの」の一例が掲載されているので、参考にしてみてくださいね。
関東大震災から100年。今日は改めて防災準備をするとともに、家族や大切な人と災害時の連絡の取り方について、話してみてはいかがでしょうか。
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(文/fumumu編集部・たつきあつこ)