夜のスマホタイムでやりがちな「視聴方法」 じつは不眠症や睡眠障害の引き金に
情報を手っ取り早く得たいときに、やってしまうあの視聴方法。思いがけずストレスとなっているようで…。
22日、お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)では、スマホが脳に及ぼす影響について特集。
動画を見るときに多くの人が行なう習慣をあげ、その影響について解説しました。
■「動画の倍速視聴」が不眠症などの引き金に
昨年YouTubeが発表したデータによると「動画の倍速視聴が夜11時以降に増加傾向」という事実が明らかに。
これを受け、名古屋大学の澤田誠教授は「寝る前の倍速視聴は体に負担がかかる」と指摘し、「ノルアドレナリン(覚醒物質)が高くなり、倍速視聴後、1~2時間続いてしまう」と動画視聴後も影響を及ぼすといいます。
その結果、不眠症や睡眠障害を発症することにつながり「体調不良を引き起こす危険性がある」と説明しました。
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■就寝30分~1時間前には準備を始めること
放送では、出演者たちが「情報を得るためにニュースなどを倍速で見ることは間違ってる?」と疑問を投げかけると、澤田教授は「寝つきは悪くなります」と断言。
また具体的な対策として「寝る30分~1時間前には寝る準備を始めることが重要」だそうで、そのために「呼吸」を意識すると良いとのこと。
倍速視聴をしていると呼吸が速くなるゆえ「1~2時間見続けると、血管が収縮したり、血流が悪くなる」ことにつながり「頭痛やめまいが起きる可能性が増える」のだそう。
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■「10秒呼吸」を1~2分、副交感神経優位に
息を吐くことがおろそかになると、交感神経優位(ストレス状態)の状態になるため、おすすめの方法は「10秒呼吸」。
これは「鼻から3歩間息を吸って→口から7秒間吐き出す」というやりかたで「ポイントは吸うときよりも吐くとき」。
息を吐くときは副交感神経が支配されている状態であり「吸う時間よりも吐く時間を意識することで、副交感神経優位(リラックス状態)」になるといいます。また行なうときは「10秒呼吸を1~2分」実践することで寝付き改善につながるのだそう。
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■「寝る前とか試してみようかな」の声
番組では、タレントのゆうちゃみさんが「めっちゃ簡単ですね、5分なら長いと思うけど、1分なら続けられる」とコメント。女優の早見あかりさんも早速実践し「手がポカポカしてる」「家でもやろうと思います」と話していました。
視聴者からは「疲れを取るのにも良さそう。寝る前とか試してみようかな」「倍速視聴は知らない間にストレスになってたり夜寝れなくなる原因なのか」といった驚きの声が寄せられています。
【黒木ゆず】
大阪在住、飲み歩き大好きライター。
お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)