iPhoneの“設定”にある「気持ち悪いもの」 オンになっているなら即オフに

出てくる広告がピンポイントすぎて怖い…見られてる? と感じた人はある設定がオンになっているからかも…。

iPhone

国際ジャーナリスト・山田敏弘さんが12日、自身のYouTubeチャンネル『スパイチャンネル』を更新。

「位置情報サービス」のなかだけでもいくつも設定がオンになっている項目や、それによる影響について説明した山田さん。 後編となる今回は、さらに深掘っていき「気持ち悪いものがあるんですよ」と“設定オフ”にすべき項目を伝えました。

【動画】逆に”設定オン”にしておくべき項目も伝授


■トラッキング「こんなの完全にオフ」

まず、設定→プライバシーとセキュリティ→トラッキングという項目を開くと「Appからのトラッキング要求を許可」がオンになっているかチェック。ここがオンになっており、下部にズラリと並ぶアプリもオンになっている場合「アプリが集めた情報を(他のアプリ)に持っていったり、持ってきたりやりとりができるということ」とアプリ同士で情報共有ができるのだとか。

アプリ内で出てくる広告のなかに、最近訪れた場所に関連した内容などピンポイントの広告が流れてきた経験のある人は、ここをオンにしているからだと説明し、山田さんは「こんなの完全にオフです」と伝授。

許可しないと使用できないアプリの場合は、その際にオンにして、使用後はオフに戻すことを忘れないように…!


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■「写真」「マイク」で個人情報ダダ漏れ?

つづいて「写真」という項目を見ると、アプリの隣に「選択した写真」「すべての写真」「なし」などの表示が。これに山田さんは「たとえばLINEで『すべての写真』とやってしまうと、どこで撮られたのかがわかる“メタデータ”がiPhoneとLINEに残る。それを全部アクセスしてもいいですよ、と許可をしてしまっている」と解説。

ただ「なし」にしてしまうと、LINE同士で写真を送りたいときも、その都度許可を求められる手間がかかるため「選択した写真」を推奨。

さらに「マイク」という項目もチェック。「マイクをオンにする必要のないアプリがいっぱいある。マイクをオンにしていることで情報を取られる可能性はある」と注意喚起しました。


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■即オフにすべき項目は…

そして山田さんが「気持ち悪いものがあるんですよ」と話すのは、「プライバシーとセキュリティ」の下のほうにある「“リサーチ”のセンサーと使用状況のデータ」という項目。

「たとえば写真など、私たちが表向きに見えているデータよりもっと深いところにあるプログラム関係のデータとか、そういったものを取りますよ、というもの」と説明し、「これをオフにしないと、プログラム言語などすごい深いレベルで情報が抜かれる」と解説します。

もうひとつ「気持ち悪い」と紹介したのは、「解析と改善」。「iPhoneとWatchの解析を共有」の下部には、Apple製品の向上に役立てられるような説明が書かれていますが「これの組み合わせで他のアプリと繋がっている。いりますか? 情報を全部送ってるんですよ」と伝え、そのほかの「iCloud解析を共有」「安全性機能の改善」「Siriと音声入力の改善」もオフにすることを勧めました。

続きを読む ■「Appleの広告」はオンかオフか

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