『news zero』で“ジャニーズ問題”取り上げるも即CM 櫻井翔に同情と批判の声
ジャニー喜多川性加害問題をどう取り上げるのか注目が集まっていた今回。その内容は…。
7日放送の『news zero』（日本テレビ系）で、ジャニー喜多川の性加害問題について報道。
放送の内容に、同番組のキャスターを務める嵐・櫻井翔さんには様々な声が寄せられています。
■国連の会見に出席していた有働アナが欠席
4日、日本記者クラブで国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会（ダミロラ・オラウーイ氏、ピチャモン・イェオパントン氏）が会見を開きました。
この時、会見場所を映した映像には有働アナの姿も見られ、同番組でどのように取り上げられるのか注目を集めていましたが、有働アナは海外取材のためスタジオ出演は欠席となりました。
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■番組終盤で立憲民主党のヒアリング映像
放送開始、9日には九州に接近する見込みの台風6号について報じ、その後は、日大アメフト部の違法薬物疑惑／4年ぶりの開催となる「びわ湖大花火大会」／「国立科学博物館のクラウドファンディング」についてピックアップ。
その後スポーツのコーナーなどを経て、番組終了間近の23時45分頃、同日、国会内で開かれた立憲民主党「性被害・児童虐待」国対ヒアリングに出席した「ジャニーズ性加害問題当事者の会（JSAVA）」副代表の石丸志門さんの映像が流れました。
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■1分未満の報道
ヒアリングで石丸さんは「ジャニー喜多川は、ひと晩に数人と行為をジュニアに対して行う。ひたすら夜ごとに（性の）搾取をしていました」「誰かが、ジュニアが泊まっていれば、必ずそういうことは起きていましたから」など、自身が14歳の頃に被害を受けたこと、3年間に数十回の性被害を受けたことなどを告白しています。
番組では、石丸さんが語った「未来の子供たちに同じ被害を生ませないために、小倉こども政策大臣と心を開いてお話をしてみたい」と語った映像が流れ、その後アナウンサーの言葉で「『一芸能事務所の問題ではなく、世界から見られている』として、一刻も早く国として動いてほしいとして求めました」と伝え、その後はCMへ。CM明けは藤井聡太七冠の名人就位式について報じました。
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■「かわいそう」と同情の声 「途端に引っ込むのか」と批判の声
放送開始から、ツイッター（現・X）では「櫻井キャスター」がトレンド入りするほど注目を集めていたことが伺えますが、櫻井さんがこれを受けてコメントすることは避けた結果となりました。
今回の放送に、ネット上では「有働アナいないなら、この番組ではスルーするんだろうと思ってたけど瞬間くらいだけど取り上げたね」「事務所がなにも動いてないなかでコメント受けはできないんだろう」「かわいそうのひとこと。取り上げないと不自然だから取り上げる、でも会社のトップが何も動いてない、東山もスルーだからなにも言えない、という苦しい状況なのかな」との、櫻井さんに同情的なコメントが寄せられています。
一方で、「ジャニーズ事務所のことは“櫻井キャスター”ではないアナウンサーが伝えるんや」「CM前にサラっとジャニーズ問題。CM後は違う話題。なるほど」「ジャニーズ性加害問題では、キャスターに読ませずアナウンサーで逃げますか？ キャスターの仕事ってなんですか？」「有働さんいないから櫻井キャスターが前面に出ていたのに、ジャニーズ問題になったら途端に引っ込むのか」「タレントがキャスターになってはいけない理由が、今回でよくわかった」などの意見も見れます。
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（文／fumumu編集部・冬野 とまと）