博多大吉、稲垣えみ子の電気代月200円ライフに感銘 「究極の老後かもしれない…」

自身の老後を見据えて「たくさんあることが幸せ」という考えかたを「無いことの中に楽しみが見いだす」ように改造した稲垣さん。

博多大吉

21日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)で、冷蔵庫なし、洗濯機なし、ガス契約なしという生活を8年続けているジャーナリスト・稲垣えみ子さんのプレミアムトークを放送。

1ヵ月の電気代が200円弱というシンプルライフを送る彼女の考え方に、博多華丸・大吉の博多大吉さんも感銘を受けていました。


■電気代が「1ヵ月197円」の衝撃

番組冒頭では、稲垣さんの電気代の領収書を紹介していましたが、領収金額はなんと197円。電化製品がないと家事が大変そうな印象がありますが、稲垣さん曰く家事は最低限で「掃除もラク、選択もラク、料理もラク」とのこと。

掃除は掃除機を使わずほうきとちりとりでササッと。料理はカセットコンロひつとで野菜を中心に自炊しています。

晴れた日にはベランダにえのきや大根、人参などを切ったものを干し、干し野菜を作ることも。干すことで「モノって腐らないなと気付いた」とのべており、太陽に熱が通っているため調理も簡単になるもようです。


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■干し野菜を作り太陽は「お手伝いさん」

太陽は「お手伝いさん」と語る稲垣さんは、ベランダで野菜も育てており「ルッコラ、バジル、ラディッシュ、サラダミックス」などは、シーズンオフになるまで「永久に収穫できる」とのこと。

酢と醤油をかき混ぜてらっきょうを入れたらっきょう漬けや、自家製のぬか漬けも「取り出したら食べられる」優れものだと紹介。

博多大吉さんは、ベランダの干し野菜が鳥に食べられることを心配するも、稲垣さん曰く「鳥はお野菜はあまり興味がない」そうです。


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■老後を考えて「幸せのハードル」を調整

かつては新聞記者として働きバブル経済も経験した稲垣さんですが、認知症になった母と接した経験を踏まえて「登っていくことを目標としていたら、若い時はいいですけど、年をとって夢がことごとく消えちゃうじゃないですか。それが絶望とか悲しさになりますよね」と分析。

さらに、「もっと目標を低くしなくてはいけないと思いました。海外旅行に行くことだけが『楽しい』だけじゃなくて、近所を散歩して『花が咲いているな』『空が青い』とかそのレベルで幸せを感じられるように自分を変えていかないと…大きなこととかたくさんあることを『幸せ』という価値観のままでいるといつかそれに襲われる」と指摘しています。


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■大吉「究極の老後かもしれない」

稲垣さんは自身の老後について、「老後不安ってみなさんあると思うんですけど、結局老後不安で『無くなる』ことの不安だと思うんですね」「でも私は今『無いこと』の中に楽しみが見いだせるように自分を改造していったので、むしろ無いことが楽しいっていう考え方なので、それで老後の不安がなくなりましたね…」と語っています。

「周りから見てどう」ではなく自分の心が幸せであることにフォーカスした稲垣さんに対し、大吉さんは「究極の老後かもしれないですねそれは」「素敵な考え方だと思います」と感慨深げに共感を示していました。

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(文/fumumu編集部・星子

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