ジャニー喜多川氏による性加害を告白した服部吉次氏「容赦なく、犯罪は犯罪として」 政府に訴え

ジャニー喜多川氏が、眠る少年たちを次々と襲った軽井沢での出来事についても証言しました。

ジャニーズ事務所

15日、俳優の服部吉次さんと、同級生で友人の松﨑基泰さんが都内で会見を開き、ジャニー喜多川氏による性加害について証言。

芸能界や政府に対しての思いを語りました。

【動画】服部吉次氏・松﨑基泰氏の会見

■性被害は100回以上

「東京ブギウギ」や「青い山脈」など多くのヒット曲を生み出した作曲家・服部良一さんの次男である吉次さん。ジャニー喜多川氏と家族ぐるみで付き合いがあるなか、現在78歳の吉次さんが性被害を受けたのは、70年前。

服部家に泊まることになったはじめての日、吉次さんに「肩をもんであげるよ」と肩のマッサージをはじめたジャニー喜多川氏は、全身、手足、そして陰部を触ってきたと説明。

その後、毎週末のように自宅に来ていたことが2年半ほどつづいたため、性被害は100回ほどではないかと回答しました。


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■軽井沢の別荘で起きたこと

松﨑さんは小学2年生になってから服部家に泊まりに行くようになったといい、その場に必ずいたというジャニー喜多川氏の運転で自宅まで送り届けるように。その際、自宅近くの暗い駐車場に停車し、車中で性暴力を受けていたほか、何度も性被害を受けていたと告白しました。

また、松﨑さんはある冬の日、ジャニー喜多川氏の提案で服部家の別荘・軽井沢に宿泊したときのことを回顧。

「ジャニーズ少年野球団」のメンバー3人と、吉次さん、松﨑さんと5人の少年を連れ、スケートなどをして過ごしたジャニー喜多川氏はある晩、「体の上に重たいものが乗っかている。それで目が覚めた」と振り返ります。恐怖心で泣き出したため“未遂”に終わったと説明し、「軽井沢の出来事は鮮明に覚えています。俺はどうなっちゃうんだ、人にも言えない、思い悩んできた次第です」と語りました。

この日のことを吉次さんは、野球チームの少年たちを次々と襲っていたことを覚えていると補足しました。


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■「芸能界全体として真剣に考えてほしい」

吉次さんは、日本の芸能界やメディアに対して「共犯者としか思えませんね」といい、「長い間に積み重ねてきたジャパンポップスというものをあういう形にしてしまったという責任は、もっと個人で考えてほしい。芸能界全体として真剣に考えてほしい」「会社が、芸能界が、と流されるのではなく、個人としてこれでいいのか…というのをディレクターもプロデューサーも考えてほしい」と伝えます。

さらに、藤島ジュリー景子社長の「知らなかった」発言に対して、「知らないわけがない。メリーも知らないわけがない」と話し、「政府はとにかく『彼でなければ出来ないこともあった』という声には耳も傾けず容赦なく犯罪は犯罪として法制化に取り組むべきだと思う」と強く訴えました。

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