谷原章介、長崎の千羽鶴を燃やした県職員に怒り 「被爆者の方をもう一度…」
平和への祈りと人々の思いを踏みにじる行為に、谷原章介さんも怒りを滲ませました。
14日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、長崎市の平和公園の献花台にささげられていた千羽鶴や献花が焼けた事件について報道。
現場にいた23歳の長崎県の職員が現行犯逮捕されたことも伝えられ、卑劣な行為に司会の谷原章介さんも怒りを滲ませました。
■長崎県の職員が千羽鶴を燃やす
報道によると13日、長崎市松山町の平和公園の一角にある「爆心地公園」で「千羽鶴が燃えている」と、通行人から通報がありました。
火はまもなく消し止められましたが、献花台の全国から寄せられた千羽鶴や献花が焼け、事件後に撮影された写真を見ると「灰だけが残された」状態となっています。
警察は現場付近にいた23歳の長崎県の職員に話を聞き、火をつけたことを認めたため、器物損壊の疑いで逮捕したと報じられています。
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■若狭勝「みんなの心を壊すようなこと」
長崎県は13日午後県庁で記者会見を開き、男が土木部に所属しており、先月23日から精神的な不調で体調を崩し病気休暇中だったと報告しています。
弁護士の若狭勝さんは、「精神的な病気でということなので、そういう事情は置いておいても、器物損壊で逮捕されているということなのですがこれ結局、器物だけでなく、みんなの心を壊すようなことだと思うので、それ自体は非常に悪質な行為だと思います」と、厳しく断罪しています。
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■谷原「絶対にしてはならない」と苦言
平和への祈りを踏みにじるような行為に、谷原さんは「被爆者のかたをもう一度燃やすに等しい行為ですよ、だから絶対にしてはならない行為です」と苦言。
報道によると、長崎県の大石賢吾知事は「平和への祈りが込められた千羽鶴に火をつけるという行為で皆様の平和に対する思いを踏みにじり、大変申し訳なく心よりおわび申し上げる。経過などを確認のうえ、厳正に対処していく」とコメントしています。
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■「長崎人としてすごく残念」との声も
県職員のまさかの凶行に、ツイッター上でも「県民としては凄く残念です」「なんてことするの」「県の職員が火をつけたの? 善意の気持ちに火をつけた理由を聞きたいですね」「長崎人としてすごく残念です」といった悲しみの声が。
警察は動機の解明を急いでいるもようで、逮捕された男の上司に当たる土木部長も「本県の平和の象徴である場所で取り返しのつかないことを起こしてしまい、心から深く深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明しています。
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(文/fumumu編集部・星子)