正統的なイギリス紳士、マシュー・マクファディンのかっこよさを堪能するなら『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:マシュー・マクファディン。王道の英国紳士たれ。

マシュー・マクファディン
(引用:IMDb.com, Inc)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『アシスタント』の公開を記念して、同作で人事コンサルタントのウィルコックを演じているマシュー・マクファディンです!


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■リアルなセクハラ被害

マシュー・マクファディン
(引用:IMDb.com, Inc)

現在公開中の『アシスタント』は、映画業界を舞台に、大物プロデューサーのアシスタントとなった主人公ジェーン(ジュリア・ガーナー)が、業界に蔓延するハラスメントと対峙する社会派ドラマ。

2017年、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインからセクハラ被害を受けた女性たちによる「#MeToo運動」をモチーフに、オーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞受賞経験のあるキティ・グリーン監督が、ドキュメンタリーさながらに描き出しています。


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■「長い物には巻かれろ」と促す大人

マシュー・マクファディン
(引用:IMDb.com, Inc)

同作の中でジェーンは、上役が密室で女性社員にセクハラをしているのではと疑い、人事コンサルタントのウィルコックに報告しようとします。

ですがウィルコックは、ジェーンがその疑惑を口外しないほうがいいと説得するのです。つまりウィルコックは人事コンサルタントでありながら、業界に蔓延する闇に慣れきっていたのです。


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■王道のまっすぐな正義漢

マシュー・マクファディン
(引用:IMDb.com, Inc)

このウィルコックに扮しているのが、1974年10月17日、イギリス生まれのマシュー・マクファディン。王立演劇学校、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身で、イギリス俳優としては王道のエリートコースを歩んできています。

そのマクファディンの甘い紳士的な雰囲気から、ウィルコックは一見、やさしくて頼りがいのある印象を受けますが、実は「大人の事情」になじんでいる卑怯なキャラクター。見事に落差のある役を演じていますが、やはりイギリス紳士らしいまっすぐな正義漢を見てみたいところです。

そうすると、2011年の『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』がぴったり。

本作は以前、「三銃士」の1人、アラミスを演じたルーク・エヴァンスのオススメ作としてご紹介していますが、マクファディンも「三銃士」の1人、アトスを好演。冒頭のアトス登場シーンが大胆(?)すぎて、「かっこいいイギリス紳士はこうでなくちゃ!」と思わず膝をうつこと間違いありません。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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