中田敦彦、松本人志の“審査員”の多さに苦言 「お笑い界は今、向き合わなきゃいけない」

「松本さんが偉大な人だから求められている」と理解を示しながらも「実際にやるっていうのは違う」と語りました。

中田敦彦・松本人志

お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦さんが29日、自身のYouTubeチャンネルを更新。

ダウンタウン・松本人志さんがあらゆる大会の審査員を務めていることに触れ、「お笑い界は今、向き合わなきゃいけない」と苦言を呈しました。

【動画】「松本さんが偉大な人だから求められている」と理解を示しながらも「実際にやるっていうのは違う」



■「審査員をやりすぎちゃってる説」

『THE SOCOND』についてトークを展開するなか、「僕がずーっと思ってたことが…」と切り出した中田さんは、「松本さんがあらゆる大会にいるんですよ」と、主催側としての番組も含め“笑い”のほとんど分野を網羅していると言及。

「第一人者であり、カリスマだからっていう意見もあると思うけど、今までもカリスマ的な芸人さんはたくさんいた」と、ビートたけしさんや明石家さんまさんの名前を出し、「でもあんまり審査員をやらない」「松本さんはあらゆる大会の“顔”になっていった。正直、審査員をやりすぎちゃってる説」と語りました。



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■「信じられないくらいの独占状態」

「芥川賞」を例にだした中田さんは、「芥川賞の審査員をやってる作家が一番偉い。どの作家がいい文学かというのが規定できるから」と、“賞の審査員”という立場が最も権力を持っていることを説明。

つづけて「この“権力”が分散していたらまだいいんですけど、集中してる」と、漫才は『M-1』、コントは『キングオブコント』、大喜利の『IPPONグランプリ』、漫談では『人志松本のすべらない話』に出演している松本さんに、「ほかの業界だったら、信じられないくらいの独占状態にある」といい、「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わる」と考えを述べました。



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■「偉大だから求められる」には理解を示すも…

また、中田さんは「松本さんが偉大な人だから求められている、という見方もある」と理解を示しながらも「求められているというのと、実際にやるっていうのは違う」「実際にやることが業界のタメになるかどうかでいうと、ひとつの価値基準しかないから、あまりタメにならないと思う」と持論を展開。

『M-1』においての“成功”は「ネクストスターの発掘」と話す中田さんは、「本当の成功って、松本さんを超える芸人が出てくること」「誰かが新しい審査員長になって、みんなが納得するような人が出てきたら、それは成功したと言える」と見解を示し、「M-1は20年以上やってて…松本さんは松本さんを超える才能を発掘できなかった」「そして『THE SECOND』にも松本さんがくるというのは…どうですか?」「お笑い界は今、向き合わなきゃいけない」と苦言を呈しました。

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