元Jr.「どうして今更?」の意見に心境を吐露 「心の奥底に閉まっていた闇を…」

ダンサーとして活躍する元ジャニーズJr.「自分の子供を入れたいと考えている親御さんへ」とアドバイスも。

ジャニーズ事務所

元ダンサーでお笑いタレントのマイコーりょうさんが25日、自身のYouTubeチャンネルを更新。

”辞めジャニ”として、子供を芸能界へ入れたいと考える親に対してのアドバイスを送るほか、「どうして今更、告発するの?」などのコメントに対し、自身の思いを吐露しました。


■子供を芸能界に入れたい親御さんに…

先月、ジャニー喜多川氏の性被害報道を受けて、同チャンネルで「墓場まで持っていくのはもうやめよう」と過去を語ったマイコーりょうさん。

自身は、“合宿所”と言われるジャニー氏の自宅に宿泊したことがないため、被害に遭わずに済んだといいますが、入社後に性被害を受けている仲間がいることは認識していたことを振り返り、「みんな知ってたでしょ?」「だけど黙認してた」と明かしていました。

今回、りょうさんは「芸能界に、自分の子供を入れたいと考えている親御さんへのアドバイスです」と切り出し、「本当に気をつけてください。本当によく調べて応募してください」と、主催はどこなのか、主催のプロダクションはどういう所なのか、審査員はどういう人たちなのか、その人たちの評判はいいのか…など念入りに調べることを強く訴えます。


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■”辞めジャニ”の苦悩

ジャニーズを退所した元ジャニーズ所属の人らを、ファンの間では“辞めジャニ”と呼ばれますが、「“辞めジャニ”の烙印を押されると、芸能界ではほぼ活動できなくなります。かなり追い詰められた状況になります」「芸能界で夢を抱いていても、ほぼ諦めなくてはいけない状況になります」と説明しました。

中学2年生の頃にジャニーズ事務所に入所したりょうさんは「そんなことも知らずに喜んでいましたけど、そこがもう、大きな分かれ道でした」と回想。

つづけて「キャスティングの決定権を持つ大人で、残念な人は本当にたくさんいます」「自分が楽しめる環境を作るために、タレント志望の少年少女を集めて主催してる場合があります」と長い芸歴を持ち、色々な“大人”を見てきた経験からのアドバイスを送りました。


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■「どうして今更?」へのコメントに返答

また、世間では告発する被害者たちに「どうして今更、告発するの?」「ジャニーさんが生きていた時に言えばよかったのに」など、心無い言葉を浴びせる人も少なくありません。

実際に動画をあげたりょうさんの元にも同じようなコメントが届いたようですが、これらの言葉にりょうさんは「僕の見解なんですが」と前置きし、「時代が変わってきてると感じ取れるからです」「時代を変えられる瞬間かも…と感じ取れたからです」と返答しました。

自身がジュニアとして活動していた80~90年代の情報源は、新聞とテレビだけであり、これまでは告発本や(性加害の)事実認定された裁判も報道されなかった時代。

“強大な圧力”を感じて声をあげることを諦めているなかで、3月にBBCが世界に向けて発信。そしてカウアン・オカオトさんが外国人記者クラブで告発、さらにネット社会の時代…「こういった状況になったことで、やっと心の奥底に閉まっていた芸能界の闇・秘密を声を挙げて伝えようという気持ちになりました」「カウアンくんの告発にも勇気をもらいました」と、時代の変化・自身の変化を語りました。

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