「ジャニー喜多川氏はなぜ厳罰を受けなかったのか」 中田敦彦の説明で考えさせられる“日本の法律と性教育”
性加害疑惑のあるジャニー氏が、これまで“グレーゾーン”だった理由とは…。
■「日本の性犯罪において立証が難しい」
また2017年に改正された“強制性交等罪”では、親などの監護者が、子供などの被監護者に対し、影響力を利用して性行為やわいせつな行為をする場合の「監護者わいせつ罪」「監護者性交等罪」(暴行や脅迫がなくても処罰できる)が新設されています。
たとえばイギリスでは、親だけではなく教師・コーチ・雇用主など支配的な関係に陥りがちな関係性も検証できますが、日本の場合は、実親・養父・養護施設の職員・親戚と“監護者”の範囲は狭いものとなっています。
ジャニー喜多川氏の場合、13歳以上の少年であることが多く、脅迫や暴行はない、“監護者”には当てはまりません。中田さんは「ジャニー喜多川氏の疑惑行為は、日本の性犯罪において立証が難しいという状況」と、これまで厳罰がなく“グレーゾーン”にいた理由を説明しました。
性同意に関して13歳から責任が発生するにも関わらず、世界から大きく遅れている日本の性教育。アップデートされる日はくるのでしょうか。
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■該当部分は41:20頃~
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(文/fumumu編集部・長谷川 瞳)- 1
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