10代の頃の恋愛は痛かったな… フィンランド発のエモい青春映画『ガール・ピクチャー』に大共感
かわいい! 北欧フィンランドを舞台に3人の女の子が繰り広げる青春ドラマ『ガール・ピクチャー』が4月7日公開。
例えば…大好きすぎてつらいから、逆に相手を傷つけてしまう。例えば…体がつながれば、恋になるかと思ったけど違った。そんな経験はありませんか?
年齢を重ねて、自分ではいい大人になったと思ってはいても、恋や自分自身についての悩みは、いくつになっても胸をしめつけるもの。
それは、いまを生きるZ世代の子たちも同じだと教えてくれる映画『ガール・ピクチャー』が4月7日から公開になります。
フィンランドに生きる3人の女の子たちに、かつての自分を重ねてみるのはいかがでしょう?
■共感度たっぷり! 納得の観客賞受賞作
4月7日公開の『ガール・ピクチャー』は、2022年の第38回サンダンス映画祭ワールドシネマドラマ部門で観客賞を受賞した共感度抜群の女の子物語。
フィンランドを舞台に、クールなミンミ(アーム・ミロノフ)、その親友のキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)、ミンミと親密になるフィギュアスケーターのエマ(リンネア・レイノ)の3人の少女が、恋に自分自身に向き合う姿を描いています。
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■3回の金曜日に起こること
ストーリーは、3人の女の子たちがすごす日常を、3週間分追った流れで展開していきます。
たった3週ですが、そのさなかに「運命の恋」に出会ったり、「運命の相手」かと思ったけど「勘違い」に終わったりと、なかなかドラマティックな出来事が次々と起こります。
それはおそらく10代の彼女たちが、みずみずしい感性で、毎日を体当たりで生きているからなのでしょう。
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■未熟さか、豊かさか
あれほど愛おしかった恋人のキスや、おいしかったはずのスムージーは、次第に新鮮な輝きを失い、何も感じなくなってしまう。
それは時間を重ねるごとに、「慣れ」でもあり、刺激のない「退屈」でもあり、安定した「愛」であるともとらえることができるでしょう。
それでも画面の中の女の子たちは、失敗をくり返し、傷つきながらも、輝きを失いません。むしろだんだんとたくましくなっていく様は、思わず拍手を送りたくなるほど。
その姿を、若さゆえの未熟さと取るか、豊かな感性と取るかは、観た人次第になるのかもしれません。
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『ガール・ピクチャー』
4 月 7 日(金)より
新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA ほか 全国順次ロードショー
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)