22日に行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)決勝戦にて、アメリカ代表に3対2で優勝を勝ち取った日本代表こと、侍ジャパン。
大谷翔平選手を筆頭に活躍を見せた同チームですが、チームを陰ながらに支えた「もう一人の侍」の存在が話題となっています。
【動画】FOX Sports「準決勝後のヌートバー選手」
■「一平! 一平に聞こう!」
2006年、2009年につづく14年ぶりとなる今回のWBC制覇。
本大会では、メジャー組である大谷翔平選手やダルビッシュ有選手の活躍だけでなく「ペッパーミルパフォーマンス」で注目を集めたラーズ・ヌートバー選手の存在が大きな話題となりました。
そんなヌートバー選手ですが、準決勝後に受けたMLBネットワークによるインタビューで、アメリカ対戦に少し気まずい心境を明かしながら「日本語で『We kick butt(叩きのめす)』ってなんて言うんだ?」と聞かれる一幕が。
これにヌートバー選手は少し困った様子を見せ「一平! 一平に聞こう!」と答えました。
関連記事:ヌートバー選手の「納豆ごはんの食べ方」に反響 実際にやっている人は約3割も
■的確な通訳に「やっぱりすごい」の声
「(日本語は)勉強中なんだ」と話すヌートバー選手が頼みの綱として名を上げた「一平」とは、エンゼルスで活躍する大谷翔平選手の通訳を務める「水原一平」さん。
今回のWBCでは、主にヌートバー選手や大谷選手など、ほか選手の通訳を担い、その的確ですばやい仕事ぶりに「一平さんの通訳やっぱりすごいな、端的に的確」などファンの間でも話題となりました。
またヌートバー選手が同チームに参加するきっかけとなったのは、水原さんが栗山英樹監督の意向を受けて直接ヌートバー選手にコンタクトを取ったのが始まりだそうで、通訳だけでなく、チーム繁栄にも一躍担ったようです。
関連記事:爆笑問題・田中、WBC“一番のMVP”だと思う人物を明かす 太田も「確かに」と共感
■優勝シーンでは一平さんの姿に…
侍ジャパンが優勝を決めた瞬間のシーンでは、選手と一緒に歓喜の輪の中に集まる一平さんの様子が画面に映し出されたことで、ファンからは「優勝決定の瞬間に、我ともばかりに選手の輪のなかに駆け込んでいく一平さんが尊い」といったコメントが。
「一緒に輪のなかに入ってて微笑ましかった」「とても印象的。これがチーム一丸となっている証だ」など多くの声が寄せられました。
本大会中、常に選手に寄り添って通訳を行なった水原さん。「一平さんも優勝に欠かせない存在」「大谷さんの影武者のような一平さん、プロフェッショナルだな、かっけー」といった称賛の声が集まっています。
- 1
- 2