橋下徹、自民党の“女性限定”候補者公募に私見 「絶対必要」

2日に自民党東京都連が出した次期衆院選の東京18区の候補を女性限定で公募するという方針に賛否両論の意見が集まる。

橋下徹

6日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、自民党東京都連が、次期衆院選の東京18区(武蔵野市、小金井市、西東京市)の候補者を女性限定で公募すると発表したニュースを報道。

元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんも番組内で持論を述べ、注目を集めています。



■衆院選の候補を女性限定で公募

2日に自民党東京都連が出した、次期衆院選の東京18区の候補を女性限定で公募するという発表が物議を醸しています。

番組内では街の声も紹介し「差別ではないの?」「能力で選ぶべき」という懐疑的な声もある一方、「女性の議員の声も必要」「注目度が高くなる」という肯定的な意見も。

ちなみに日本の国会議員に占める女性の割合は9.7%とのことで、アメリカは27.9%、イギリスは34.5%、フランスは39.5%など諸外国と比べて低くなっています。



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■賛否両論ありつつも「僕は賛成です」

司会の谷原章介さんに「いかがでしょうこの限定での公募の方法」と問われた橋下さんは、「まさに賛否両論あるやり方なんですけれど、僕は賛成です」と賛同。

続けて、「この自民党のやり方がいわゆる『クオータ制』というやつで、女性に一定…まぁ特権的、枠を提供するやり方なんですね。日本は…国会議員とか会社の経営層に女性がものすごい少ないんですよね。増やさなければいけないっていうことをかれこれ20年、30年やって全然増えてこなかった」と説明。

否定的な意見に対しても理解を示しつつ、「僕も昔は…『能力で選ぶべきで男女でこういう形で分けるべきではない』とは昔は僕も言ってたんですけど、20年たっても変わらないので、やっぱりこういう形で女性に一定の枠を提供して、まず女性の国会議員、女性の経営者層を増やして、その女性たちによって女性が働きやすいルールをつくる、そういうことが必要なのかなと思います」と、私見を述べています。



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■女性が働きやすいルールを整えた後に撤廃?

一方で橋下さんは、「ただ僕、未来永劫女性にこういう形で特別な枠を提供するっていうのは反対なんですが、女性の国会議員が一定の環境を整えて、女性が働きやすいルールを整えた後でこういう枠を撤廃すればいいと思うんですけどね」と、一時的な措置であるべきだと強調。

また「あのフランスなんかは憲法を改定してまで、女性に一定の枠を提供しているんですよ。だから女性の国会議員が多い国っていうのはだいたい…」とフランスを例にあげ、「絶対必要ですこれは」と自身の考えを話していました。



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■性別を限定すると「結構センシティブ」

フジテレビの永島優美アナウンサーは、「やっぱりこの女性候補の少なさっていうのを比べてみると圧倒的に感じてしまいますけれど、女性だけ、男性だけというのに結構センシティブになっている社会でもあると思うので…」と、賛否両論の意見が飛び交う現状も分析。

その上で、「そのあたりもしっかり考えながら…でも増やすことは大事だと思います」と、新しい政策に期待を寄せていました。

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(文/fumumu編集部・星子

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