“出産を条件に奨学金の返済減免”にSNSで批判殺到 「信じられない」
子育て世代の教育費負担軽減を目指しての考えでしたがその内容に批判が集まっています。
2日、自民党の「教育・人材力強化調査会」は、子育て世代における教育費負担の軽減に向け、来週中に取りまとめる提言の内容を固めました。
その内容にインターネット上で批判が集まっています。
■出産を条件に奨学金の返済減免
提言のおもな内容は、「学生時代に奨学金の貸与を受けた人が子供をもうけた場合、返済額を減免する」というもの。
「20代から30代前半の子育て時期と奨学金の返済時期が重なるため、返済額を減らして子どもの教育にお金を掛けられるようにする狙いがある」とのこと。
■「信じられない」と批判殺到
この提言にインターネットでは「信じられないです。言葉を失います」「とんでもない提言」「どう考えてもおかしい」などの批判的な声が殺到。
おもに、出産と奨学金返済を結びつけることについて違和感を感じるという意見が多く見られ、「生殖に金を絡ませるのは絶対にあってはいけないこと。産むか産まないかは本人の自由。そこに金をぶら下げるなどもってのほか」「なぜ素直に教育費軽減できないのか。奨学金人質にして子供産めは流石にひどい」「子供産んだら減免って、金と引き換えに産ませようとしてくんな。出産は命懸けだぞ」といった声がつぶやかれています。
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■フィフィ「子供ができない人もいる」
これについてタレントのフィフィさんは「ダメだね…ズレてる。子供ができない人もいるし、とにかく出産に関わらず、奨学金という名のローン地獄から日本の学生を解放してあげたら?外国人には返済義務のない奨学金を出してたりするよね?」と持論を展開。
減免の条件が「学生時代に奨学金の貸与を受けた人が子供をもうけた場合」ということから、フィフィさんと同じく「子供を産むことを望まない人はどうすればいいの。希望してても産めない人は?」という声や、「友人は先日養子縁組で赤ちゃんを迎えたんだけど、この場合『出産』が条件だから生みの親の奨学金は減免されるけど友人は対象外ってことになりますよね、実際にこれから時間とお金をかけて育児していくのは友人なのに…?」といった声が寄せられています。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)