『スッキリ』加藤浩次、コオロギ給食炎上に持論 「正直苦情を言う人の…」
世論を巻き起こす「コオロギ給食」炎上の問題。加藤さんはメリットを述べたうえでクレームに対して見解を示しました。
2日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)では、高校でコオロギパウダーを使った給食を提供し、その後苦情が殺到した件について報道。
司会を務めるお笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次さんは、今回の問題に対し持論を展開しました。
■高校で提供するも批判が殺到
徳島県小松島市の県立高校では、昨年11月に地元のベンチャー企業「グリラス」との共同実施で、食用コオロギの粉末を使った「かぼちゃコロッケ」を給食として提供。食べるかどうかは選択することができ、在校生約170名が1回目の試食に参加しました。
環境負荷が低く、かつたんぱく質が豊富なコオロギ食に着目した同校ですが、一部インターネット上で取り上げられ「子供に食べさせるな」といったクレームが殺到。
今年に入り2回目の試食を試みましたが、批判の声が止まず、3回目以降は試食を見送る状況だといいます。
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■加藤「ここが一番問題だと思う」
スタジオでは、給食で使われたコオロギパウダーを使ったコーンスナックを出演者たちで実食。
何度も食べたことがあるという加藤さん含め、出演者たちは「言われなかったらわからない」「美味しい」とその味を称賛し、高タンパクや環境負荷の低い点など様々なメリットについても紹介します。
これを受け、加藤さんは「これ分かってるなら、なんで中止にしてるのかって話」「ここが一番問題だと思うのね」と切り出し「子供たちは”日本は人口減少してるけど、地球の人口はどんどん増えていくんだ。食料ってなくなるんだ“ってことは理解できる」と試みに対するメリットについてコメント。
その上で「日本のベンチャー企業とか、食品加工が上手いのに、日本のビジネスチャンスも全部潰していくっていう…こういった状況になると思う」と炎上に言及します。
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■「日本がシュリンクする一つの原因」
また今回クレームが殺到した件について「僕は正直苦情を言う人の気持ちが…。全員に強制したんだったらわかる。でも食べたくない人には“食べなくていいよ”って言ってる。苦情の成分をちゃんと見ないと」と加藤さん。
続けて「“苦情何件きたからやめます”っていうのはもうこの日本でやめましょうよ」と訴え「少数の苦情が来て、苦情の中身を確かめないで全部やめていくっていうのは、日本がシュリンク(収縮)する一つの原因だと僕は思う」と見解を示しました。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)