「通報されてパトカーに…」 アプ活で会った男性の話にツラい過去がフラッシュバック

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

6割妻夫木聡くんの体に見つけてしまった、キスマーク全身40個。私と気まずくなっても、彼は普通に泊まっていきました。これが、カジュアル男の正体か…。なのに、まだ続けてしまう彼との関係。そして、マッチングアプリは、似たもの同士を引きつける? 嫌なことを思い出すのです…。

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■朝を迎えて…

キスマークつけまくりのまま6割妻夫木聡は横でぐーぐー寝ていました。ショック? はい、閲覧注意のグロ画像を見た気分でした。失恋? そうですね、たしかにそんな気持ちではあります。ですが、私は彼の「彼女」ではなく「セフレ」なので怒るのもおかしいしどんな感情でいたらいいかわかりません。1人で気持ちを確認するために、自分インタビューをしていました。

暇人な妻夫木聡、やっと目を覚ましたようです。「まぽちゃん、おはよ」。その無垢な姿に、うーん、この人、やっぱりなんか憎めないんだよなぁ。と思ってしまいます。すると「まほちゃん、なんかいつもと顔違うね」え? 「朝は、顔がむくんでるね」…男性は本当に余計なひとことが多い。思ったことをすぐ口に出すような気がする。

「まほちゃんに、麻雀覚えてほしいなぁ」 それまだ言うんだ。まだ、俺の女的扱い? すると彼は「グラビアアイドル倒してほしいなぁ」こう言ってきたので思わず「ああ。なるほど。もう何をしたらいいかわからなくなって、それでも芸能界にしがみつきたくて、あまりライバルがいない麻雀に手を出したグラビアアイドルね」と返すと彼はこう言いました。

「好き」「まぽちゃん、好き」「まぽちゃんのそういうところ、大好き」…また出た、カジュアル男が言う世界一感情がない”好き”。

「じゃあ、好きなら、なんで付き合わないの?」と言いかけました。あと少しで口から出そうでしたが、堪えました。いつも思う。彼らは本気で人を愛したことがあるのか。これまで会った人たちはみんな、女性に簡単に好きだと言いすぎる。軽視しすぎなんじゃないの? そんなんでいいの?


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■説教タイム

カジュアル男たちにイライラしてきた私は「なんで簡単に好きって言うの?」と質問。彼は「うーん、今のはさ、カジュアルな意味で言ったんだから、そんなに重く受け取らなくてよくない?」 カジュアル男が自分でカジュアルって言ってる。確かに今思うと、この「好き」は私の”感性”が好きということだとは思うのですが、説教したくなってきました。よし、論破してやる…!

「そんな簡単に好き好き言ってたらさ、この先、人を好きになるってなんだろう? 愛って何だろう。自分は何がしたいんだろうって、どんな人間かもわからなくなって、絶対いつか、むなしくなるから」。

愛とか言ってしまった、しかし、これは正論だと思うし、あなたのためを思って言ってるのよ、ぐうたら妻夫木聡くん。あれ…彼、黙ってる。真顔で。そういえば、この彼、よく真顔になるのです。たまにそれが怖くもあり、何だか可哀想に見えるときがありました。

ちょっと、私うざかったかな…彼の真顔を見ているとそう思えてきて「あ、ごめんね、重いよね」と言うと、「いや、その通りすぎて、何も言えなかった」。まさか響いてはいたとは。まぁ…私もよくわからないんだけど。人間って、複雑だもんね、きっと。

完全にイチャイチャする空気ではなくなったため、正午にはうちを出ることになりました。駅まで送って行く途中「今日で3回目」が脳内をグルグル回っていました。

くそ…婚活アドバイザーの言う「3回会ったら連絡が来なくなる」になるのかよ! 悔しくもあり、本当に今日でお別れなのか悲しくなってきました。キスマーク大量発生事件があっても、まだこの人を好きなのか?


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■昼間にデート?

「まぽちゃん、ラーメン食べに行こう!」 なに!? ランチ? ビックリしました。意外な展開。すぐ検索癖がある私には「遊び人の男はセフレとはランチしない、夜だけ会って解散」というデータが入っていたからです。

てことは、あれ、もしかして、終わりじゃない? まだ、続く? 嬉しくなってしまった私は、すぐおすすめのラーメン屋さんを教え、一緒に初のランチをすることになりました。

ラーメンはとても気に入った様子で、大盛りを食べていました。男子だな…彼を見ていると「俺のうち、遠いなぁ」と言い出し「もっと近かったらなぁ」とポツリ。それって、私のうちと近かったらって? ちょっと、婚活アドバイザーさん、とても3回目で終了には見えませんけど? また、会いたいってこと…? 気づけば私はこうぶっこんでいました。

「じゃあ、一緒に住む?」 何て返すんだろう…と、思っている暇もなく「うん!!♡」と食い気味で言ってきました。はや。軽。「まぽちゃんと、同棲楽しそう!」 同棲かぁ…この人とは、無理だろうな。ずっと寝てるし、ハッキリいって、あんま働いてないような気がする。と、黙っていると「でも、同棲って大変。前の彼女と大喧嘩してたし」と彼。同棲してたことあるんだ…ちょっと過去話を聞いてみようと思いました。

よく彼女が怒っていたという彼に、「なんで? 浮気するから?」と聞くと「浮気しないよ」。ほんとかよ。あの40個のキスマーク見たら説得力ゼロ。と、心の中でツッコみながら続きを聞いていると「女の人をよく怒らせちゃう。俺が色々できないからなんだろうけど」。

それは…見ててなんとなくわかるけど…「ある時、深夜に大喧嘩してさ、近所の人に通報されてパトカーに乗って警察連れて行かれたことある」。え? 私は、かたまりました。というよりも、デジャブだったからです。私も全く同じ体験をしていたのです。

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