服を脱いだ年下イケメンのカラダに大ショック! これが“カジュアル男”の真実!?

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

声微量文学男との何も聞こえないよくわからないデートで疲れたものの、決戦の土曜日。千葉男はランチ、6割妻夫木聡くんは、夜におうちデート。この2人に全集中♡ この日ために生きていました。

しかし…夜、あるものを見て、ひとつ夢が崩れさるのです。これが、現実なのか…!?

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■いよいよ迎えた本番の日

土曜日。今日は大きなステージが2本。ステージというのは、ものまねのステージではなく、デートです。気合いを入れなくては。

前日、あまり眠れませんでした。テレビの収録以上に緊張していました。部屋を掃除し、大きく外すことはない男性ウケしそうなワンピースを着て、ナチュラルメイク。この2人のどっちかと付き合うことになる可能性高いしな…。マジでがんばらないと…。今思うと、私のこの勝手な思い込みはいったい何だったのでしょう。

大阪から出張帰りだという千葉男とは、東京駅に正午に待ち合わせでした。疲れているだろうに、会ってくれるなんて、もう脈しかないっ♡ウキウキしながら改札で待っていると「お疲れ様です〜」。千葉男は、約束の時間より早く着いてくれました。「まほさん、すぐわかりましたよ」そのセリフ。すごく彼氏っぽい♡


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■前回を超えない

私が千葉男にハマった理由は、ただひとつ。セリフがいちいち男前だったから。

「人は年齢じゃない。むしろ人生経験がある人のほうが素敵」「別に芸人だから会ったわけではなく、まほさん自身に興味もったから会ったんですもん」。

今日も、何か言ってくれないかな。彼のセリフ、もっと心に響かせたい…。しかし、特別なことは起こりませんでした。いたって普通の会話。いや、普通でいいのですが、前回のような高揚感がないのです。やはり出張帰りで疲れてる? 私、肩に力入り過ぎてるかな? こんな時もあるか。でも、盛り上がっていかないと付き合う感じにならないよね?

まだ会ってから1時間ほどしか経っていませんでしたが、食事は終わりお店を出ることになりました。次の6割妻夫木聡くんまでだいぶ時間がある。もう少し話したいと変に焦っていた私は「このあと、どうする?」と自分から聞きました。

すると「うーん、今日はこんなもんじゃない?」と、言われました。その言葉、なんだかすごく引っかかる。続けて彼は「東京駅、何もないしなぁ」。

確かにそうだけど。少し変な感じ。ここで解散するのは健全なデートだし、おかしくない。むしろ、いいはずなのに。そう。私が感じたこの違和感は合っていたのです。後日、それは判明することになるのです。


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■2ステージ目

次は、6割妻夫木聡くんだ。こっちは、お泊まりになるから、念入りにお部屋や諸々チェック。昼にデートし、夜には別の人とおうちデート。こんなこと今しかできない。こんなこと10年後はできない。「今を貪る」と気持ちが高まってはいましたが、また、嫌な言葉が脳裏によぎります。

婚活アドバイザーの発言。「あと3回くらいで連絡取れなくなると思います」今日が3回目。乗り越えてやる…!と、何の勝負をしているかわかりませんが、私は燃えていました。

「ごめん、1時間くらい遅れる」。LINEがきました。また? また遅れるの? 約束の時間に来たことが一度もないよ、この人。それって、やっぱりその程度の関係だから? と、一瞬モヤっとしても私は、何度も時計を見てドキドキしていました。何も手につきませんでした。1時間半後「着いたよ、ごめーん」やっときた!! と喜ぶ気持ちがバレないように「了解」とだけ送りました。

この後、まさかの展開が起こるなんて。


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■あるものを見つけました

私は彼が待つ駅へと、ルンルンで向かい、合流。うちでコンビニのおつまみを開いて乾杯。いつもこのコース。そして「まぽちゃん、今日何してたの?」彼特有の芝居口調の話し方で聞いてきます。


私「昼間は出かけてたよ」

彼「なんで? 誰と?」

私「知り合いと」

彼「知り合いって? 男?」


すごい聞いてくるなぁ。でも、まだ付き合ってない。この独占欲はいったい何なんだろう。でも、嬉しい。私はなんだかんだ気分が良くなっていました。

「まぽちゃん、麻雀覚えた?」 忘れてた。麻雀アプリを落としたまま放置していました。彼にハマりたいとはいえ、麻雀アプリは、だいぶ優先順位が低いです。

「あ、あのね、麻雀得意な芸人の先輩いるから、教えてもらっておくね」こう返すと彼の顔が引きつり出しました。

「うーん」「どうしたの?」「…いや、それはあんまり」と納得がいかない様子。すると「他の人に教えてもらわなくていいよ、今までの彼女も、俺が教えたから」。

でた! 「彼女」というワード! 毎回出すのに、私たち付き合ってない。すぐそうやって思わせぶりなこと言う。あれ? それとも、私たち付き合ってる? ハッキリしてないだけで、もしかしてすでに恋人? たしかに、いつも嫉妬してくるし、好意があるのは確実だし…もしかして、もしかして…。

いいムードになってきました。イチャイチャタイムスタートです。見つめ合い…、彼がシャツを脱ぎ始めました。すると、私は、あるものを見つけました。

そして、口に出して言ってしまいました「キスマークついてる」。

続きを読む ■キスマーク大量発生

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