『あさイチ』生理の不調など、婦人科を受診する際に「知っておくべきこと」に反響

『あさイチ』で婦人科にかかる前に知っておくと便利な基礎知識について伝え、女性ヘルスケア専門医の探し方も紹介。

博多大吉

6日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK)で、「知って得する! “婦人科”のキホン&上手なかかり方」について紹介。

産婦人科医・高尾美穂先生を迎えて、産婦人科を受診する際に知っておきたい基礎知識について報じ、反響を呼んでいます。


■女性のモヤモヤは「女性ヘルスケア専門医」

司会をつとめる博多華丸・大吉の博多大吉さんは、オープニングから「これまで大事なことをお伝えしそびれておりました。本当に申し訳ございません」と謝罪。

同番組ではこれまでも度々、女性特有のお悩みについて放送してきたものの、生理や更年期などホルモンバランスの変化に悩まされがちな女性の「ちょっとした不調」を相談する際に、産婦人科を受診しても「検査だけで終了してしまった」という視聴者の声が。

じつは産婦人科は、「周産期、生殖・内分泌、腫瘍、女性のヘルスケア」と大きく4つの専門分野に分かれており、同日の放送では、生理や更年期症状でモヤモヤした際には、「女性ヘルスケア専門医」に相談するのが好ましいと紹介しました。


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■「日本女性医学学会」で専門医検索

いざ相談に行こうと思ってもどこへ行けばいいか分からないケースを想定してか、大吉さんは「全国にたくさんいらっしゃるんですか女性ヘルスケア専門医の方は?」と質問し、スマホで女性ヘルスケア専門医を探す方法もアナウンス。

具体的な探しかたとしては、スマホで「日本女性医学学会」を検索して、トップページをスクロールして「近隣の専門医・専門資格者を探そう」という欄に着目。

「お住まいの地域」をクリックすると、地域・県の下に「先生の名前と所属先の医療機関名」が表示されます。ちなみに放送後(6日午後15時現在)はサイトが繋がりにくくなっており、番組の影響力の大きさを物語っていました。


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■女性ヘルスケア専門医はまだ少ない?

現在、すべての都道府県に女性ヘルスケア専門医はいるものの、まだ人数は少ないそう。

専門家は、「近くにいないけど受診したい」際の対応として、「初診は遠方でも女性ヘルスケア専門医に相談し、治療が軌道に乗って症状が安定してきたら通いやすい婦人科に紹介状を書いてもらう」という流れを提案。

さらに、女性ヘルスケア専門医の資格がなくとも、かかりつけの病院で満足している場合ば「変える必要はない」ことも強調し、「かかりつけ医を探す際の参考知識」として役立てることを提唱しています。


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■博多大吉「生理の出血が多い少ないとか…」

じつは大吉さんは、高尾先生と『ぼくたちが 知っておきたい生理のこと』(辰巳出版)という書籍を出版しています。

そういった経緯もあって、「僕先生と本を出したことがあって、こういう話題で、だから口をはさみますけど、生理の出血が多い少ないとかは多分ご自身のしか知らないから女性って、分からないじゃないですか」「自分で勝手に基準が決まっちゃうから…」とコメント。

高尾先生先生は「大丈夫と思えるためには、専門家に相談ももちろんありですし、自治体からの検診を上手に使っていただくのも大事かなぁとすごく思います」と、子宮頸がん検診などの定期検診を受けることをすすめています。

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(文/fumumu編集部・星子

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