30日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、相次ぐ強盗・窃盗事件の指示役リーダーとみられる、ルフィこと渡辺優樹容疑者について報道。
社会学者の古市憲寿さんが強盗が多発している状況に持論をのべ、反響を呼んでいます。
■連続強盗事件の指示役リーダーとは
全国で相次ぐ連続強盗事件の指示役と思われる日本人4人が、フィリピンの入管施設に収容されていることが報道されました。
連続強盗事件の指示役が“ルフィ”と名乗っていることはかねてより報じられていましたが、報道によると指示役の中のリーダーと目されるのは渡辺優樹容疑者。
同番組では渡辺容疑者を知る人を独自取材し、北海道・別海町から札幌の大学に進学し、ススキノでアルバイト。夜の世界に入り、女性の接客を伴う飲食店を経営していたという「人となり」について紹介しました。
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■「わざと」刑事裁判を起こす可能性も
渡辺容疑者を含む4人は、現在フィリピンの入管施設にいるものの施設内では職員に賄賂も。本来は禁止されているはずの携帯電話も使用して、自由に過ごしているとも報じられています。
同施設内では賄賂を使えば快適に過ごせるとあってか、フィリピンで刑事裁判を「わざと」起こして、容疑者がフィリピンに滞在し続ける恐れも。番組では、フィリピン国内で刑事裁判中という流れになることで、「強制送還に時間がかかる」可能性についても言及しました。
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■現金がなければ強盗は「割に合わない」
さらに巷では、似た手口を使った「模倣犯」の逮捕も続発しています。
司会の谷原章介さんは、「どう根絶していくかっていうのは、まぁ厳罰化の方向なども考えられますが、どう思われますか?」と古市さんにコメントを求めます。
古市さんは、「強盗に関しては、社会のキャッシュレス化ですよね、家に現金を置かなければ当然強盗っていうのは割に合わない犯罪になるわけですから」と持論を展開。
キャッシュレスになってもオンラインでの犯罪は残るものの、実際に北欧で銀行強盗が減った事例などを引き合いに出し、キャッシュレス化を推奨しました。
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■抑止力としての「おとり捜査」は必要?
弁護士の橋下徹さんは、「キャッシュレスはもちろんそうなんですけど、今ネットの中での犯罪の勧誘行為っていうのもう凄いんですよ」と問題提起。
インターネットがあらゆる犯罪の温床となっていることから「ネットの中ではおとり捜査をやらないと対応できないんじゃないですか?」と提案しており、抑止力として「おとり捜査」ができるよう法律改正をする方向性についても考察しました。
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(文/fumumu編集部・星子)