全国4カ所“パパ活巡り”をする女性 「私にとって男は“ 推し”か“推し以外”か」
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラムがスタート!
お茶やお食事に付き合うだけで、高額のお手当がもらえるという「パパ活」。その一方で、「パパ活は援助交際や売春と変わらない」という声も聞こえてきます。
今回は、パパ活で推し活費用を稼ぎ、全国のライブに出かけているというパパ活女子に、その実態を聞いてみました。
本当に、お茶や食事だけで高額をもらえるのでしょうか? それとも…?
■キッカケはスカウト
都内のワンルームマンションで一人暮らしをしているYちゃんは、北関東出身の24歳。高校卒業後、地元でフリーターとして生活費を稼ぎ、20歳の時に東京で一人暮らしをはじめました。
大好きな男性アイドルグループがいるため、グッズや全国のライブに参戦するのにお金がかかります。
「最近はメンズ地下アイドルにもハマってるから、ライブやチェキとか配信のスパチャでもお金使うし大変なんですよ」と話すYちゃんがパパ活をはじめたのは、3年前に渋谷でスカウトされたことがキッカケでした。
「バイト帰りにブラブラしていたら、風俗とAVのスカウトに声をかけられて。ぶっちゃけ、前にメンズエステで働いてたことあったから、風俗にはそんなに抵抗はなかった」というYちゃんですが、「愛人はどうですか?」と交際クラブをオススメされたといいます。
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■交際クラブに登録
交際クラブとは、簡単に説明すると「愛人が欲しい男性に女性を紹介する登録制のクラブで、男性からオファーがあればデートをし、そこでお互いの要望を話し合って今後の付き合い方を決める」というもの。
「女性は登録無料で、ホテルに誘われても、風俗じゃないから断ってもいいって言うし、断っても交通費として1万円もらえるって言うからオイシイなと思って登録しました」。
当初は、男性とカフェで「顔合わせ」と呼ばれるデートをするだけで、交通費の1万円を手にしていたYちゃんでしたが、そのうちホテルの誘いも受け入れるようになります。
「何度か同じ人とデートしてたら情も湧いてくると言うか、まあ、してもいいかなって思える人もいて。お茶して2時間1万円より、1回Hして5万円とかもらえるならその方が効率いいかな~と思うようになって」。
彼氏もいないし、性欲も解消できて、お金ももらえるならいいかも、と、今では定期的に会うパパが5人いるのだとか。
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■全国各地にパパがいる
Yちゃんが登録した交際クラブは、地方在住のパパも多くいるそうで、東京出張の際に宿泊先ホテルに女性を呼んでお泊まりするパターンが多いとのこと。
地方に住んでいるパパが、交通費を負担して自分の地元に女性を呼ぶこともあるそうで、そこに目をつけたYちゃんは、推しのライブがある時期に合わせて、地方のパパに会いに行くようになりました。
「これまで自腹だったのに、パパがいるおかげで旅費も宿泊費用も浮くし、さらにお小遣いまでもらえるからメリットしかない。交際クラブの相場は4万円から5万円らしいけど、私は3で。その方が男の人も続けやすいみたい」。
現在は、東京、名古屋、北海道、福岡にパパがいるそうです。
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■推し活女子の貞操観念
「最近はクラブからのオファーが減ってきたからパパ活アプリに登録してみたけど、そこだと初回お茶しても0とかザラで。もう一つ交際クラブに入会したけど、全然オファー来ないんですよね」。
側から見ていると、どんどん悪の道に染まって行っているようで心配になりますが、本人は気にしていない様子。
「今のところ彼氏を作るとか現実にはありえないし、推しに対して操を立てるとかもないから罪悪感とかもないですね。無料でワンナイトを繰り返すよりは虚しくならないし、お金ももらえる。パパ活の方が有益ですよね」。
「推し活こそ全て」という彼女にとって、パパ活とは一体どんなものなのでしょうか?
「うーん…『お金をくれるセフレ』? 嫌々やってるわけじゃないから売春してる意識もないし、相手も40代とかで、それなりに身綺麗だし。私にとって男は“ 推し”か”推し以外”か。だから、推し以外の男とするHも、どーでもいいんですよねぇ…」。
筋は通っているような。これも多様性なのかな? と思いつつ、「コロナでパパ活女子が増えたから相場も下がってるし、今はHしてもそんなに稼げないですよ」とYちゃんが話していたように、やはり『お茶や食事だけで高額がもらえる!』というのは、難しいのが現実のようです…。
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(文/fumumu編集部・coco)